[ITmedia News] ゲーセンに真っ暗な画面ずらり……セガ系システムの障害が長期化、復旧めど立たず 原因は不正アクセス
著者
吉川大貴
[ITmedia]
11月5日午後、記者が関東圏内にあるゲームセンターのアーケードゲームコーナーを訪ねると、そこには見たことがない光景が広がっていた。普段はきらびやかな光とにぎやかな音を発するアーケードゲームの筐体が一様に沈黙。コーナー一帯にはほとんど人がおらず、まばらにある稼働している筐体の前に何人かが座っているだけだった。
原因は、セガ フェイブ(東京都品川区)が提供するゲームセンター向け通信システムの障害だ。11月1日午後から発生中の障害が6日時点で解消しておらず、一部のゲームセンターでは画面が真っ暗になったアーケードゲームの筐体が並んでいる。原因は不正アクセスといい、6日午前9時時点で復旧の見通しは立っていない。
影響を受けているのは、ゲームセンターのアーケードゲーム機をネットワークに接続する「ALL.Net」や、ICカードなどを使ってプレイヤーを識別しプレイデータを管理するユーザー認証システム「Aime」、オンラインくじ「セガ ラッキーくじオンライン」、セガのIDサービスなど。これにより、ALL.NetやAimeに対応したゲームで通常のプレイができなくなっており、稼働を停止したり、機能制限の上で提供したりせざるを得なくなっているようだ。
記者が訪れたゲームセンターでは、ALL.Netの影響でゲームが遊べなかったり、機能制限したりしている例が見られた。例えば「英傑大戦」といったセガ系のゲームに加え、バンダイナムコ系の「太鼓の達人」「マリオカート アーケードグランプリ デラックス」「機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2 インフィニットブースト」といったアーケードゲームも影響を受けていた。
その他、各ゲーム公式サイトなどでの告知によれば「頭文字D THE ARCADE」「湾岸ミッドナイト マキシマムチューン 6RR PLUS」「CHUNITHM Mate」「maimai でらっくす MAGiCAL」「機動戦士ガンダム アーセナルベース」といったタイトルも影響を受けているという。
同様の状況は全国のゲームセンターで発生している様子だ。各店舗の公式SNSアカウントの投稿によれば、同じく稼働を停止・制限しているゲームセンターが複数ある他、一部筐体を撤去したとするポストもあった。中には開催予定だったゲーム大会を中止したとする告知も。ゲーマーからも不満の声が相次いでいる状況だ。
ただし、全てのゲームに影響があるわけではなく、例えば記者が訪れたゲームセンターではクレーンゲームなどは通常通り動いており、人も集まっていた。
一方で、6日から7日にかけて開催中のアーケードゲーム展示会「AMUSEMENT EXPO 2026」(東京ビッグサイト)にも一部影響が出ており、セガ フェイブが頭文字D THE ARCADE関連の出展を取りやめている。同社はALL.Netの状況について、公式SNSアカウントで8日午前9時をめどに改めて告知する方針だ。
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