8000億円超の重い負債に重大事故と被災が追い打ち・・・資産売却に不採算事業撤退で乗り切れるか日本製紙の正念場 | ビジネス | 東洋経済オンライン

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国内製紙2強の一角でありながら、とりわけ厳しい状況に追い込まれているのが日本製紙だ。
紙の市場縮小に伴う採算悪化や海外買収に伴う借入金の増大、買収企業の不振などが重なり、有利子負債は8422億円(2026年6月末時点)に達する。純有利子負債倍率は自己資本の1.2倍、株主資本に対しては1.74倍(いずれも資本性負債を加味した倍率で、26年3月末時点)と、財務健全性の観点からは警戒が必要な水準にある。
こうしたもろい財務基盤に、重大事故と地震被災が追い打ちをかける。
「継続使用に適さない」設備を稼働し続け、重大事故
16年に買収した、食品パッケージ向け板紙などを供給するアメリカ子会社(NDP〈日本ダイナウェーブパッケージング社〉)の工場では、26年5月、11名の死者と8名の負傷者を出す薬品タンクの倒壊事故が発生した。事故に伴い工場は操業を停止している。
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よしの・つきかTsukika Yoshino
鉄鋼業界を担当。大学では地理学を専攻し、微地形について研究。大学院ではミャンマーに留学し、土地収用について研究。広島出身のさそり座。夕陽と星空が好き。
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