SSDの空き容量ゼロの状態でゲームをプレイすると実際にFPSやロード時間にどういう影響が出るのか?
なお、LTT Labsは「ユーザーから見るとSSDはどれも似たような動作をするように思えるかもしれませんが、メーカーやモデルによって動作や最適化の度合いは大きく異なります。そのため、今回のテスト結果が市場に出回っているすべてのSSDを代表するものであるとは断言できません」と注意書きしています。
テストの結果をLTT Labsは「SSDの容量がほぼ満杯でもゲームのFPSに大きな影響は出ないことがわかりました」と報告。複数回行ったテストの平均値でも最低値でも、SSDの空き容量に応じたパフォーマンスの違いは確認できなかったと説明しています。
Western Digital 1TB WD Blue SN580 NVMe SSDでサイバーパンク2077をプレイした際の、空き容量別の平均フレームレートを示したのが以下のグラフ。赤色が平均値、青色が測定結果の最低値を示しています。空き容量が多くても少なくても、フレームレートに明確な違いは生まれていません。
その他のSSDでも、空き容量によってサイバーパンク2077のフレームレートが低下するという現象は確認されませんでした。
Corsair Force Series Gen.4 PCIe MP600 1TB NVMe M.2 SSD
Corsair Force Series Gen.4 PCIe MP600 2TB NVMe M.2 SSD
Crucial T705 2TB PCIe Gen5 NVMe M.2 SSD
サイバーパンク2077以外のゲームおよびアプリケーションでも、明確なフレームレートの低下やパフォーマンスの低下は確認されていません。
しかし、「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」の場合はSSDの容量が埋まるにつれ、わずかにロード時間が伸びることが確認されました。1TBのSSDの場合、特に空き容量によるロード時間の増加が顕著で、容量が50%未満になると空き容量がほぼゼロの状態と比べてロード時間が約10%も短縮できます。
なお、SSDの容量は「少なくとも10~20%を空き容量として確保しておくべき」と言われる理由について、LTT Labsは以下の技術が関係している可能性を指摘していますが、あくまで「私たちの予想」と記しており、明確な理由は不明です。
・SSDの空き容量に応じてSLCキャッシュのサイズが動的に変化する「ダイナミックSLCキャッシュ」
・コンピュータプログラムが動的に確保したメモリ領域のうち不要になった領域を自動的に解放する機能の「ガベージコレクション」
・SSDなどのフラッシュメモリに対してOSが要求したデータ量よりも多くのデータが書き込まれてしまう現象の「書き込み増幅」
・特定のブロックへの書き込みや消去が集中しないように均等化することで記憶媒体の寿命を延ばすという技術の「ウェアレベリング」
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