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Monday, September 28, 2026

〈謎に包まれた実像〉広告業界のおばけ「アクセンチュア ソング」の正体…幹部直撃「日本の売り上げ成長は際立っている」 | ビジネス | 東洋経済オンライン

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大手コンサルティング会社にして、世界の広告代理店ランキング上位にも名を連ねるアクセンチュア。専門組織「アクセンチュア ソング」(以下、ソング)では、顧客企業のブランド戦略やマーケティングなどの展開に伴走し、成長モデルの再構築を支援する。一気通貫でソリューションを提供することを強みとし、マーケティング産業における同社のシェア拡大の原動力となっている。

国内でも、「電通vs.アクセンチュア」といった異業種格闘戦の行方が注視される中、ソングの詳細な業況はこれまでヴェールに包まれてきた。一部の広告業界幹部からは「大規模なキャンペーンのコンペなどであまり見かけない」「従来の広告ビジネスの収益水準に対して、コンサルティングファーム特有の高コストな人材構造がミスマッチを起こしているのではないか」といった懐疑的な声も上がる。

そんな広告業界の“おばけ”とも言えるソングを立ち上げから率いてきたのが、アクセンチュア日本法人の常務で、ソングのグローバル幹部の一員でもある黒川順一郎氏だ。「懐疑論」へのアンサーから最新の業況、マーケティング領域の展望まで、東洋経済の取材に語り尽くした。

代理店業界の動向は意識していない

――広告代理店周辺を取材していると、「大型コンペなどであまり見かけない」などと、アクセンチュア ソングの実態をめぐり懐疑的な声が飛び交います。

お互いに知らないから、イメージだけでズレてしまうのだろう。われわれも広告代理店業界の動向はほとんど意識していない。そもそも、コンサルティングファームは競合を意識しないものだ。

広告業界は「電博」といったマッピングで、マーケティング予算のパイを取り合う世界かもしれないが、われわれはそこに入って行っているわけではない。コンペにいないのは、「3カ月でこの商品をブーストさせる」といった単発のキャンペーンに提案を出していないからだ。

――では、何を売っているのですか。

「これから3年間で売上高を20%増やしたい」といったクライアントの「アウトカム(成果)」を作ることだけにコミットしている。ソリューションに縛られていないため、何を売るか、AIをどう使うかも決めていない。

全社の売上高を上げる、コストを下げる、もしくはブランドや株価など企業価値を高める。われわれのゴールはこの3つ程度で、すべての(アクセンチュアの)売り物はこの3つにつながる。

今年3月末にアクセンチュア全社で組織改革を行い、コンサルやIT、マーケティングといった機能別の部門をなくし、成果(アウトカム)ベースで動く組織に刷新した。コンサルからマーケター、クリエイター、デザイナー、そしてAIなどのテクノロジーまで、あらゆるリソースをフル活用して一気に売上高を上げる。

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もりた そういちろうSoichiro Morita

2018年4月、東洋経済新報社入社。広告・マーケティングとアニメ・出版業界を担当。過去の担当特集は「日本アニメ狂騒曲 第2幕」「シン・東宝」「孫正義 動き出した最終章」「メルカリの反省」「集英社、講談社、小学館の野望」「サイバーエージェント ポスト藤田時代の茨道」など。

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