[ITmedia ビジネスオンライン] AIエージェントに日々の仕事を任せたい、どうすべき?【3つのパターンで考える】
アイデアが浮かばない、こんな無駄な作業なくしたい――。ビジネスパーソンを悩ませる日々のさまざまな困りごと、ChatGPTに聞いてみませんか? ITジャーナリストの酒井麻里子氏がプロンプトの書き方を伝授します。
Q.AIエージェントを仕事で試してみたいのですが、どんな仕事を任せればいいのか分かりません。何から始めればいいでしょうか?
近年、AIエージェントが生成AI活用の新たな潮流として注目を集めている。ChatGPT WorkやClaude Cowork、Microsoft Copilot Coworkなど、普段使っているAIツールの中にAIエージェントが組み込まれるようになり、非エンジニアにとっても身近な存在になりつつある。
とはいえ、どんな仕事でもエージェントで自動化すればよいわけではない。自動化の向き・不向きを見極めずに任せてしまうと、かえって確認や手直しに時間を取られることもある。
今回は、エージェントを使った自動化に向く仕事と向かない仕事の見分け方と、最初に任せる業務の選び方を解説する。
著者プロフィール:酒井麻里子(さかい・まりこ)
ITジャーナリスト/ライター。生成AIやXR、メタバースなどの新しいテクノロジーを中心に取材。その他、技術解説やスマホ・ガジェットなどのレビューも。著書に『趣味のChatGPT』(理工図書)、『先読み!IT×ビジネス講座ChatGPT』(共著・インプレス)など。Yahoo!ニュース公式コメンテーター。株式会社ウレルブン代表。XRと最新テクノロジーのWEBマガジン「TechComm-R」運営。
普段の仕事を「3つのパターン」で考える
自動化といっても、最初から最後まで全てをAIに任せられる仕事は、実はそれほど多くない。エージェントを使う=完全自動化と考える必要はないのだ。
そこで、まずは普段の仕事を3つのパターンに分けてみたい。分類の鍵となるのは「途中で人間の判断がどのくらい入るか」という点だ。
パターン1:丸投げ可能型
エージェントに任せきりにしても問題なく進められ、人間は最後に成果物を確認するだけでよい仕事。もっともエージェント化しやすいのが、このタイプといえる。
ただし、形式も手順も完全に固定されている作業なら、ExcelのマクロやRPA、Power Automateといった従来の自動化ツールでもこなせる。エージェントが本領を発揮するのは、途中でファイルなどの中身を読み取って判断する必要のある作業や、わざわざ固定された仕組みを作るほどの頻度がなく、毎回の状況への対応が必要な作業だ。
例えば、出張から戻ったあとの経費精算の作業がこれにあたる。エージェントに依頼すれば、航空券やホテルの予約確認メール、タクシーの領収書など、形式がバラバラの書類から日付や金額を拾い出し、申請用の表にまとめてもらえる。人間は最後に金額や件数、日付などを確認するだけよい。
また、PCのファイル整理も、エージェントならファイルの中身を開いて案件名や日付を判断し、名前を付け直して振り分けられる。
ChatGPT Workのエージェントにファイル整理を任せている画面。どのような基準で整理するかも、エージェントが考えてくれる(出所:筆者によるスクリーンショット、以下同)
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