小1暴行死、母親に実刑 保護責任者遺棄致死罪―名古屋地裁
名古屋地裁=名古屋市中区
愛知県犬山市で2024年、小学1年島崎奈桜さん=当時(7)=が暴行を受け死亡した事件で、保護責任者遺棄致死などの罪に問われた母親の島崎みなみ被告(35)の裁判員裁判の判決が30日、名古屋地裁であった。梅沢利昭裁判長は「日常的な虐待の延長線上で起きた」と述べ、懲役7年6月(求刑懲役8年)を言い渡した。
梅沢裁判長は、内縁関係にあった倉田凱被告(34)=傷害致死罪で起訴=が日頃から奈桜さんに暴行していたことを認識していたと認定。「意識がある状態で病院に搬送されれば救命の可能性があったが、自己保身に走り受診させなかった」と無罪主張を退けた。
傷害罪についても、島崎被告の暴行と発熱や嘔吐(おうと)との因果関係を認め、「しつけの範囲を明らかに超えている」と述べた。
言い渡し後、梅沢裁判長は「どこで道を誤ってしまったのか、奈桜さんのためにも考えてください」と語り掛けた。
判決によると、島崎被告は24年5月、倉田被告に腹部を殴られ、嘔吐を繰り返す奈桜さんを放置し敗血症性ショックで死亡させた。同3月には自身も暴行を加え、嘔吐などの傷害を負わせた。
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