[ITmedia News] GMO、PCのバックアップと電源オフ呼びかけ VPS利用者に きょう正午の攻撃予告受け
著者
梅林日奈子
[ITmedia]
GMOインターネットグループは10月27日、傘下のGMOインターネットが提供するFX自動売買用VPS「お名前.com デスクトップクラウド」への不正アクセスを巡り、利用者に対し、同日正午までにPCのデータをバックアップした上で、電源を切るよう呼び掛けた。攻撃者とみられる人物から、同時刻に顧客情報の公開とランサムウェア攻撃を行うとの予告を受けたとしている。
同社は利用者に対し、端末のウイルスチェック(フルスキャン)やアカウントの保護も要請。電源を落とす際には、PCにつながっているコードを抜くよう求めている。
一方、顧客のPCを解析するなど、被害状況の調査も進めている。同社は25日から利用者に端末調査への協力を依頼。全国の利用者から申し出を受け、従業員が現地に赴いて端末を回収しているという。
回収した端末は、グループ内のホワイトハッカーチームが順次解析しており、ランサムウェアなどのマルウェアが実際に仕掛けられているかを調べていると説明している。
また、今回の事案への対応に向けて、トレンドマイクロなどのAI企業やセキュリティ企業からも協力の申し出があり、具体的な協力内容について確認・調整を進めているという。
GMOは、不正アクセスに関する初報を21日に公表し、全プランのサーバを順次停止した。翌22日にはFX取引口座のログイン情報などが第三者に取得され、不正利用された可能性を明かした。利用者から金銭的な損失の報告が相次いだことを受け、24日には見舞金5000円の支払いや、不正取引による損失の補償を発表している。
攻撃者は金銭要求も提示している。同社の熊谷正寿代表は26日、21日午後5時を期限に5000万ドル(約80億円)の要求があったと公表。その後、攻撃者とみられる人物は27日正午を期限に100万ドル(約1億6000万円)を要求し、応じなければ顧客情報の公開やランサムウェア攻撃を行うと予告した。同社は金銭要求には応じない方針で、警察などと連携して対応を進めている。
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