〈1兆円被害〉世界最大の暗号資産取引所「バイナンス」を襲ったハッカー集団の手口 北朝鮮は関与を否定 | 政治・経済・投資 | 東洋経済オンライン

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世界最大の暗号資産取引所(交換業者)バイナンスは11月3日、前週に起きた63億ドル(約1兆円)相当の暗号資産を盗んだハッカーらが、盗難の準備に数カ月を費やしていたと明らかにした。
偽の採用面接を通じて従業員に接触し、改ざんされたソフトウェアを業務用のパソコンにダウンロードさせた後、バイナンスのAIツールを使って暗号資産を管理するウォレットのシステムに侵入したという。
バイナンスの初期調査報告書によると、プロジェクト責任者を装った人物が9月に求人プラットフォームを通じてバイナンスのソフトウェアエンジニアに接触した。人事担当者を名乗る人物とのビデオ通話を含む2回の面接の後、エンジニアは業務用パソコンに「課題」をダウンロードするよう指示された。そのファイルには、悪意あるコードが含まれており、バイナンスのセキュリティーツールでは検知できなかった。
盗みが実行される前の週の10月20日、ハッカーらはそのパソコンとバイナンスの社内AIツールを使ってウォレット担当チームのエンジニア2人の業務用パソコンを乗っ取った。2人のエンジニアのうち1人にはソフトウェアを導入する権限があった。9日後、ハッカーらはその権限を利用して取引に署名するサービスにアクセスし、迅速な引き出しに備えて資産を保管している「ホットウォレット」から、4時間近くにわたり資産を流出させた。
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