Meta、新最上位AIモデル「Muse Wonder」 専門タスクやエージェントに強み
Metaは12日(米国時間)、同社の最上位AIモデルとなる「Muse Wonder」と「Muse Wonder Full」を発表した。AIエージェントタスクでのパフォーマンスを強化したモデルで、Muse Wonderは、開発者向けにMeta Model APIとMuse Codeを通じて提供を開始、Muse Wonder FullはMuse Codeのサブスクライバー向けに展開する。
保険金請求の手続きや、賃貸契約書の理解、実用的なアプリなど、個人や業務上のエージェントタスクにおいて最先端のパフォーマンスを発揮するように設計された最新モデル。
Muse WonderとMuse Wonder Fullは、法律、金融、医療といった専門分野において、AIエージェントによる能力をもたらすとともに、ゲームや新規事業向けアプリなど、あらゆるものを構築する人々(ビルダー)に向けて、最先端のコーディング性能を提供するという。
テキストだけでなく、写真、ビデオ、音声の入力に対応。出力はテキストのみとなる。コンテキスト長は100万トークン。
ベンチマークでは「Personal Superintelligence Index」、「Harvey LAB-AA」、「Vals Finance Agent V2」などにおいて、Claude Fable 5.1やOpus 5.5、GPT-6 Astraを超えるスコアを記録。また、「Artificial Analysis Intelligence Index」では、Muse Wonder FullがClaude Fable 5.1を超える56を記録し、Muse Wonderは、GPT-6 AstraとGemini 4 Argonの52に迫り、GPT-6.1 Solと同評価の51となっている。
Muse WonderとMuse Wonder Fullは、賃貸契約書の理解から、金融や健康情報の解釈まで、特定領域の「ドメイン知識」を強化。特に法律、金融、健康分野のタスクに強みを持っているという。
業務対応のための機能として、「アクティブメモリ」を搭載。これは、会話を通じてユーザーにとって重要な情報を保持し、目の前のタスクに関連する詳細を呼び戻す機能となる。また、「アクティブフォーカス」では、タスクが困難になった場合でも目標に向かって取り組み、別のアプローチを試み、エラーから回復し、最後までやり遂げる仕組みとなる。必要に応じて確認を求め、重要なことを実行する前にユーザーが確認できる。
今後、AIエージェントの「Muse」においてもMuse Wonderを活用した機能を提供予定。まずサブスクライバー向けに展開する
Muse Wonderファミリーでは、許可なく個人情報を共有しないこと、有害な行為のサポートを拒否すること、セキュリティの向上とサイバー攻撃に対する防御の強化に努めるようトレーニングを実施。敵対的な指示に対する堅牢性と個人情報の慎重な取り扱いという両面で安全性を高めた。また、CBRN(化学、生物、放射性物質、核)やサイバー上の悪用に対しては、これまでで最も強力な安全対策を講じているという。
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