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Tuesday, September 1, 2026

シャープ、家電とつながる統合AI「ニア」 家電操作やタスク管理も

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シャープは、家電やサービスと連携して暮らしをサポートする統合AIサービス「NIAH(ニア)」を9月30日から提供開始する。AIエージェント「NIAH」がスマホアプリを通じて、家電や家事に関する質問に答えるほか、家電の設定や日々のタスク管理を支援する。

NIAHは、複数の家電やサービスの利用状況、ユーザーとの対話内容などをもとに、暮らしや家事の傾向を理解して傾向にあわせた提案を行なうAIサービス。アプリの「トーク」画面から、音声やテキストで家電の使い方や家事について相談できる。

NIAHアプリ画面

家電操作に関する相談では、提案内容に応じて適切な設定になるよう案内する。たとえば、洗濯機では洗濯物に適した洗濯コース、エアコンではその日の気象情報に応じた運転モードを提案する。

また、掃除や洗濯、買い物などの予定、日々の習慣、タスクを伝えると、自動でスケジュールを作成する機能も備える。「カレンダー」画面で予定を確認できるほか、「ホーム」画面では当日のタスクや優先事項を表示。予定に向けた準備や必要な行動も通知し、家事負担の軽減につなげる。

提供開始時点では、ヘルシオ、ホットクック、洗濯機、エアコン、空気清浄機、冷蔵庫の6カテゴリ52機種に対応。利用には、スマートホームアプリ「COCORO HOME」を最新バージョンにアップデートしたうえで、対象機器を登録する必要がある。「COCORO MEMBERS」への会員登録も必要となる。

料金プランは、NIAHとの会話上限回数に応じて4種類を用意。無料プランの「フリー」は月30回まで会話でき、月300回の「ノーマル」は月額495円、月600回の「プレミアム」は月額990円、月1,200回の「ゴールド」は月額1,980円。

有料プランでは、登録ユーザー以外に最大3名まで予定やタスクを共有できるほか、NIAHの性格を3種類から選択できる。対象家電を持つユーザー向けに、サービス利用開始日から6カ月間、ノーマルプランの無料トライアルも提供する。

AIoTを強みに、NIAHを開かれた基盤へ

NIAHの報道関係者向け発表会では、シャープのこれまでのAIoT戦略や新製品について説明された。

シャープは2008年から、家電に愛着をもたらす取り組みを推進してきた。15年には家電をクラウドに繋いで人工知能化する「AIoT」を提唱し、AIoT事業を本格的に開始。

25年度以降はAI対応製品を本格投入し、ヘルシオ向けの「クックトーク」や、洗濯機・冷蔵庫・エアコン向けの「COCORO HOME AI」などを展開してきた。会員基盤「COCORO MEMBERS」のID数は1,000万人を越えている。

同社は、こうしたAIoT家電の展開を踏まえ、家電とAIを組み合わせた領域を強みとする。

NIAHは、家電の使い方を提案するだけでなく、対応機器では設定変更までを行なえる点を特徴とする。たとえば、洗濯では提案した洗濯コースをNIAHが洗濯機に反映し、ユーザーは洗濯開始ボタンを押すだけで洗濯を始められる。

冷蔵庫では食品にあわせた解凍方法を尋ねると、NIAHが冷蔵庫の解凍モードを変更する。こうした提案内容を実際の家電操作につなげられる点を、同社は一般的な対話型AIとの違いとしている。

また、NIAHでは複数の登録家電をまたいだ対話にも対応しており、冷蔵庫に入っている食品について、調理家電で使えるレシピを尋ねるなど、家電を横断して利用できる。

NIAHによる冷蔵庫の解凍モードの変更

NIAHは、自社家電だけでなく、他社製のスマートホーム機器や防災情報、見守りサービスなどとの連携も見据える。すでにパートナー企業との連携協議を進めており、複数の企業が持つ技術やサービスをNIAHを介してつなぎ、日常生活全体を支援する開かれたプラットフォームの構築を目指す。

事業目標としては、28年度までにNIAHの登録ユーザー数を100万人に拡大し、そのうち5%を有料プランの契約者とすることを掲げている。

なお、NIAHの導入に伴い、COCORO HOME AIのトーク機能は、9月30日にサービスを終了し、NIAHへ統合する。クックトークについては、NIAHの開始時点では連携機能として提供し、27年度にはNIAHに統合させるという。

発表会では、NIAH搭載のプラズマクラスター加湿空気清浄機「KI-WX100」「KI-WX75」も発表された。9月10日に発売し、市場想定価格はKI-WX100が148,000円前後、KI-WX75が99,000円前後。

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