日本、高さ封じ握った主導権 躍動感あふれた攻撃―キリン杯サッカー
ニュージーランド戦の前半、先制ゴールを決める上田(手前)=5日、東京・MUFGスタジアム
前回のアジア・カップで、日本は相手の高さに屈して8強で敗退。センターバック2人では対応できず、後に3バックを採用する契機となった。
ニュージーランドも最前線で空中戦を仕掛けるスタイル。あえて森保監督は4バックに戻し、優勝を狙うアジア杯へ大胆なテストを実行した。
開始直後。相手がエースのC・ウッドを狙った縦パスから佐野海がこぼれ球を回収すると、すぐ攻撃に転じ、堂安がミドルを放った。
監督は「そこを抑えることは試合の流れに大きく影響する、と伝えていた」。これを機に日本は空中戦で押されることなく、主導権を掌握。前半28分に中野のクロスから上田が先制点を奪った。
その後の失点はミスからで、崩されたわけではない。それよりも、光ったのは躍動感あふれる攻撃。これまでのウイングバックより前に位置した堂安は、中央の久保と連係しながら何度もゴールへ迫り、左からは前田がスピードで迫った。
後半に入って伊東を右サイドバックに入れ、途中交代で入った中村らとサイドから仕掛けて圧倒。ほどなく決勝点を奪った堂安は「4バックだと、(攻撃の)厚みが出る」と手応えを口にした。
新戦力もシステムも試しながらの4連勝。堂安は「これを自信にアジア杯を取りにいきたい」。森保ジャパン悲願のアジア制覇へ収穫の多い秋の4連戦となった。
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