OpenAIがサイバーセキュリティのためのAI「GPT-6 Cyber」を発表
Today’s GPT-6 Cyber release is a meaningful step for defenders: stronger vulnerability research and better alignment. We’ve already been using GPT-6 Cyber alongside GPT-6 Astra with Daybreak to harden our own systems, finding weaknesses, validating their impact, and developing… https://t.co/svs1zfF48q pic.twitter.com/QBf1yrEz6c
— fouad (@fouadmatin) November 5, 2026
GPT-6 Cyberは前モデルに当たる「GPT-5.6 Cyber」から大幅に進化し、モデルがリモートターゲットの指定された脆弱性を悪用できるかどうかをテストするExploitGymベンチマークでは相対的に51%の性能向上が見られているとのこと。すでにソフトウェアのセキュリティ確保に貢献しており、LinuxやFirefoxで1000件近くのエクスプロイトを発見・検証しているそうです。
アライメント(倫理)の性能向上も見られ、人間に許可された範囲内で動作して行動制限を順守する能力が高まっています。OpenAIは、割り当てられたタスクの範囲を逸脱したり、無関係なサービスの悪用を試みたりしないよう、専用のトレーニングを実施したと説明しました。安全対策のプロンプトなしでテストしたところ、人間が想定していない外部サービスの悪用を回避できた割合は99.93%に達し、GPT-5.6 Cyberの94.49%から向上したそうです。
ウェブへの侵入を試みるテストでも8ポイント程度の性能向上が見られます。
GPT-6 CyberはOpenAIが提供する高度なサイバーセキュリティ検証環境「Daybreak Red」向けに提供されます。この環境は実際に動作するエクスプロイトの開発やリモートターゲットへの攻撃など高度なセキュリティワークフローをサポートするように設計されているとのこと。
また、AIモデルの高い能力を悪事に利用する人がいることを懸念し、悪用を検知・阻止する強固な保護策を組み合わせているそうです。例えば、プライベート・セーフティ・プロセッシング(PSP)という機能で自動チェックを行い、AIとのやり取りに不正利用がないかを確認します。また、Daybreak Red APIへのアクセスはIP許可リストを必須としており、例外を除きリクエストを承認済みネットワークに制限しています。
GPT-6 Cyberは、まずはAPIおよびCodexを通じて、承認済みのDaybreak Redユーザーの限定グループに提供される予定。近日中にすべてのDaybreak Redユーザーへと順次アクセスを拡大するほか、GPT-5.6 CyberもすべてのDaybreak Redユーザーに提供されます。OpenAIは新規ユーザーの申込を受け付けています。
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