Googleが黒塗りで報告したデータセンターの水使用量と最大電力容量がコピペによって明らかに

ネブラスカ州ではデータセンターに対して水や電力、地域のインフラへの影響を自己申告する年次報告書の提出を義務付けています。
しかしGoogleは、企業秘密は原則として一般公開しなくてよいとするネブラスカ州法典第81-1527条・第84-712.05条、企業秘密について企業が申請する条件と手続きを定めたネブラスカ州行政規則第115編第2章を根拠に、ネブラスカ州にある3つのデータセンター全てで電力使用量と水使用量は企業秘密情報として扱うよう要求。該当する数字を黒塗り処理した報告書をDWEEに提出しました。
ところがこの黒塗りは、内容を別の文書にコピペすることで外れて、隠されていた数値を確認可能であることが判明しました。
こうして公開されたリンカーンのデータセンター情報では、最大電力需要が52.65MW(メガワット)であり、冷却塔・蒸発システム・施設の運用などに使用した水が年間1329万9000ガロン(約5030万リットル)だったことが明らかになりました。約1300万ガロンはオリンピックサイズのプール約20杯分に相当する量です。2026年9月30日時点で報告を行った6つのデータセンターによる2025年の総水使用量は7億6500万ガロン(約34億7700万リットル)で、これはオリンピックサイズのプール約1159.93個に相当します。以下はGoogleのフォトギャラリーで公開されているオレゴン州ザ・ダレスのデータセンターの写真で、データセンターの冷却塔から立ちのぼっているのは水蒸気であり、「夕暮れどきに静寂な霧となります」と説明されています。
さらに、黒塗り部分からの流出によって、Googleのデータセンターが2025年にどれだけの税金還付を受けているかも判明しました。リンカーンのデータセンターは2025年の税金について5582万2472ドル(約88億円)の還付を受ける見込みであり、パピリオンのデータセンターは3917万1573.39ドル(約62億円)、オマハのデータセンターは2255万8881ドル(約35億円)の還付を見込んでいると報告していました。報告書によると、データセンターはネブラスカ州優遇法に基づく売上税および使用税の免除を「利用している、または利用する予定である」としている一方で、法律に基づくリベート(払い戻し)や奨励金は受け取っておらず今後も受け取る予定はないとのこと。
ネブラスカ州のニュースサイト・10/11 Newsは2026年9月30日に、黒塗りされた情報を確認するため、DWEEに情報公開請求を提出しました。今後、州がどのように情報を公開するのかが注目されます。
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