[ITmedia News] 「GPT Astraでゲーム開発=ほぼソシャゲ」説を唱えたい 非エンジニアの挑戦は、廃課金への道か
著者
岡田有花
[ITmedia]
ITmedia NEWS Weekly AccessTop10
2026年09月05日~09月11日
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ITmedia NEWSにおける1週間の記事アクセス数を集計し、上位10記事を紹介する「ITmedia NEWS Weekly Top10」。今回は2026年09月05日から09月11日までの7日間について集計し、まとめた。
先週のアクセスランキングでは、Apple初の折りたたみスマホ「iPhone Duo」に関する記事がぶっちぎりでトップだった。その詳細や機構だけでなく、価格も注目の的に。256GBで36万4800円、最上位の2TBは57万円超で、「ほしいけど買えない」「うちの冷蔵庫より高い」などの悲鳴も流れた。
GPT Astraなら、ド素人にもイケてるゲームが作れる?
先週はOpenAIの新モデル「GPT-6 Astra」が大いに話題になった週でもあった。9月3日(米国時間)の発表後、数日でChatGPTの有料プランに展開。BlenderやUnreal Engineを自分で操作して、歩き回れる3D空間やプレイできるゲームまで作れてしまうといい、Astraで作った3Dゲームの映像などでXがにぎわった。
非エンジニアの筆者も、「ついに私でもイケてるゲームが作れる時代が来てしまったのでは」という気持ちが沸いてきた。
“うちの娘専用の着せ替えゲーム”もAstraなら簡単……ではない
作ってみたのは、小学生の娘向けの着せ替えゲームだ。スマートフォン向け着せ替えアプリは多種多様にあり、娘が大好きなのだが、既存のものは広告が多すぎる。娘も誤タップしてイライラすることが多い。ならば広告なしの自家用を作ればいいと思いついた。
「Astraなら全自動でしょ」と期待して始めたが、意外と手数がかかる。仕様は別のモデルで詰めてからAstraにオーダーした……つもりだったのだが、最初にできたのはかわいさのカケラもない、フリー素材にありそうな棒立ちの女の子と、つまらない服だった。
ただ、着せ替えの機構はちゃんと実装してくれているので、デザインさえオシャレに変えれば完成する。そう思い、娘が好きそうなイラストのテイストをテキストで伝えて作り直させたが、全然ダメだ、かわいくない。
Astraが20分で作った初期バージョン。ちゃんと動くが、全然すてきじゃない……
テキストでイラストのテイストや頭身をオーダーして作り直したが、ダメだ……コレジャナイ
もっと具体的な指令が必要だと考え、いったんGeminiに好みのイラストのテイストを伝えて生成し、Astraに渡して「こんな感じで作り直して」とオーダーした。20分ほどで良い感じに完成した……気がしたのだが、絶妙にダメだった。よく見ると、服と足の位置がズレていたり、手が顔の脇から出たりして、コーデを変えると異形の者が爆誕する。
良い感じにできた? と思ったのだが、足が壊れているし手も見えない
ズボンがはけてない。娘にやってもらったが、「ツッコミどころが多すぎる」と言われた
課金するほど開発が進む
AIと相談しつつ、修正を依頼するのだが……ここで大きな壁が立ちはだかる。
課金だ。
筆者は月額3000円の「Plus」プランを使っている。トークンを節約すべく、Astraは「低」モデルを主に使い、ゲーム構築以外の相談は別のモデルを使っていた。それでも、20分ほどの作業で5時間上限に当たり、「5時間後にまた会おう」と言われて作業が止まる。
5時間後に作業ができるならまだいいのだが、3日かけて20分×10工程ほど進めたところで、ついに「4日間、休ませていただきます」と連休を取られてしまった。週の上限まで使い切ってしまったのだ。
待てば無料(いや、3000円だけど)。課金するほど進む。これ、ほぼソシャゲやん……。
そして廃課金へ……
そうして気づく。Xで「Astraで、こんなスゴイことができました!」とバズっている人たちは、だいたい上位のProプラン(5倍プランで月1万6800円、20倍で同3万円)ではないか。
トークン節約がうまかったり開発経験が豊富な人なら、Plusでもかなり良い物が作れるのかもしれない。だが、ズブの素人にはトークンが圧倒的に必要だ。AIによって誰でもゲーム開発できる時代が来たと思いきや、お金がなければできない、という、資本主義の現実をヒシヒシと感じる。
さらに課金すべきか……迷っているうちに、別のゲームのアイデアを思いついてしまった。Astraに作らせたくてしかたがない。多分きょう、筆者はProの5倍プランをポチる。そして来月、クレジットカードの明細を見て目を剥くだろう。
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