新種のマッコウクジラ化石発見 国内3例目―群馬
2011年に群馬県安中市で見つかった新種のマッコウクジラ類の化石。ほぼ全身が保存された(県立自然史博物館提供)
群馬県内の約1550万年前(中新世中期)の地層から見つかった化石が、新種のマッコウクジラ類の化石と判明した。過去と現在のマッコウクジラ類双方の特徴を備えており、進化の過程を解明する手掛かりになると期待される。
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同類の新種化石は長野、愛知両県に次いで国内3例目で、学名は「マイオフィセター・グンマエンシス」(群馬県で発見された中新世のマッコウクジラ)と命名された。県立自然史博物館(富岡市)で12月13日まで展示される。
新種と判明したのは、1994年から2011年にかけ、富岡市や安中市を流れる利根川の支流で地元愛好家らが発見した3個体の化石。このうちの1個体はほぼ全身の骨格が見つかっており、全長3~4メートルの赤ちゃんとみられる。
同館の木村敏之学芸員によると、現在のマッコウクジラは深海に潜って、餌を吸い込んで食べるが、祖先は浅い海で獲物にかみついて食べていた。今回の新種は、深海の水圧に耐えられるよう頭の骨に大きなくぼみがあり、餌を吸い込めるようにのどの骨も発達していた。一方、現在のマッコウクジラより歯が多く、吸い込みとかみつきの両方で食べていたとみられるという。
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