[ITmedia PC USER] 約56gで4万円台の最軽量ARグラス「xbx a01+」を試す 割り切りが生んだ快適さ、Steam DeckやDeXと相性抜群
ARグラスといえば、複数ウィンドウの空間配置や6DoFトラッキングなど、高度な空間コンピューティング路線が主流になりつつある。しかし、そうした多機能化は本体の重量増や価格の高騰を招いてきた。
XREALが立ち上げた若年層向けサブブランド「xbx」の第1弾製品「xbx a01+」は、全く逆のアプローチをとったアイテムだ。「ケーブル1本でつながるシンプルな大画面」に特化している。実売価格4万3980円(税込)という手頃さと、フロントフレーム非装着時で約56gという軽さを引っ提げて登場した本機の実力と使用感をお伝えする。
xbx a01+とは一体どんなARグラスなのか
xbx a01+は、これまでのXREALシリーズからいくつかの機能を削ぎ落としている。専用管理アプリ「Nebula」やワイドスクリーン表示、3DoFに非対応とすることで、前述のような手頃な価格を実現した。
シンプルな茶色のボール紙でできた外箱を開けると、ロケットを思わせるインナーパッケージが現れ、その中にxbxロゴがあしらわれたグラス用ケースが収納されている。
ロケットのようなインナーパッケージの中にグラスケースが現れる
インナーパッケージには、グラスケース、グラス本体、ケーブル、3サイズのノーズパッド(1組は本体に装着済み)、取扱説明書、ステッカーが収められている。別の箱で提供されるインナーパッケージには付け替え用の遮光カバーが入っていた
xbx a01+のディスプレイにはSeeYa製のデュアルレイヤーMicro OLEDを、光学系にはBirdbathを採用している。解像度は1920×1080ピクセル、リフレッシュレートは最大120Hz、視野角は50度で、公称値として4m先に147型相当の大画面が広がる。
ハイエンドモデルのXREAL One Proと異なり、三角プリズムのBirdbathを光学系に採用している
右テンプルの内側にもロゴがプリントされている。全体的に若年層を意識したおしゃれなデザインだ
フロントフレームを取り外すと、光学系モジュールがむき出しになる。ちなみに、この状態でも使えなくはない
SeeYa製のMicro OLEDは、上位モデルで採用されるソニー製のものより安価ではあるが、最大1600ニト(14段階で調整可能)の輝度を得られるなど優れた点もある。これにより、日中の明るい室内や車内でも高い視認性を発揮する。また、フロントフレームを付属する遮光カバーに付け替えれば、天気の良い屋外でも画面がかすむことなく見やすい。
重量はフロントフレーム装着時の実測で62.7g、取り外すと55.6gであり、光学シースルー型ARグラスとしてかなり軽い。
対応デバイスはDisplayPort Alternate Modeに対応するUSB Type-C搭載モデルに限定される(別途、HDMI to USB Type-C変換アダプターの使用でHDMI搭載機器でも利用可)。USB Type-Cポートは左テンプルの先端に配置される。
PCやスマートフォン側の管理アプリに頼らない単体完結設計となっており、Xボタンと+/-ボタンの操作で3種類の表示モード(標準/シネマ/アイケア)、3種類のダイナミックレンジ(SDR/HDR10/AI SDR-HDR)、手ブレ補正のオン/オフ、4つの音響効果メニュー(標準/シネマ/音漏低減/サラウンド)を切り替えられる。輝度は+/-ボタンの短押しで、音量は長押しで変更できる。
黄色いXボタンと、その右側にある+/-ボタン。XボタンをダブルクリックするとOSDが立ち上がり、戻る際も同様にダブルクリックする
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