米中間選挙、インフレ進行に不満噴出 「トランプ氏信じる」の声も―投票所
3日、米中西部ミシガン州デトロイトの投票所
【デトロイト(米ミシガン州)、オースティン(テキサス州)時事】国民の生活を直撃する物価高が最大の争点となった3日の米中間選挙。投票所に足を運んだ有権者からは、2月の対イラン軍事作戦開始後のインフレ進行に対する不満が噴出した。一方で、トランプ大統領を「信じる」との声も聞かれた。
「インフレひどい」「トランプ氏不支持」 有権者が一票―米中間選挙
接戦州の中西部ミシガン州デトロイトで、民主党上院候補、アブドゥル・エルサイード氏に投票したブレンダ・ハンプトンさん(74)は、「食料品価格が2倍近くになったと感じている。トランプ氏は一般的な米国人が直面している状況には無関心なようだ」と嘆いた。
一方、教育関係の仕事に携わってきたリサ・バトラーさん(67)は共和党候補に投じた。支持率が低迷するトランプ氏に「彼はより多くの雇用を創出してくれるだろう」と期待。物価の押し上げ要因となった対イラン軍事作戦については、「米国を守るために必要な戦いだと信じている」と強調した。
また、デトロイト郊外に住む会社員のジェニファー・ローレンスさん(58)は、エルサイード氏らが掲げる国民皆保険など「社会主義的な政策」に危機感を感じたという。「民主党が左派的主張を強めることを懸念している。増税につながり、私のような中産階級が負担しなければならない」と語った。
南部テキサス州オースティン市内に住む税務関係の仕事に就く30代男性は2024年の大統領選でトランプ氏を支持したが、今回は民主党に投票した。「トランプ氏は戦争を始めないという約束を破った。誰も死ぬことは望んでいない。イスラエルとの関係も見直すべきだ」と訴える。
首都ワシントン近郊バージニア州で民主党候補に投じた退役軍人のスティーブ・ジョンソンさん(62)もイランでの戦争に反対し、「この国を大切にする人に投票したい」と強調した。
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