InstagramがYouTube対抗の最大90分の長尺横型動画フォーマットをテスト中
Instagramのプロダクト担当ヴァイスプレジデントであるテッサ・ライオンズ氏は、「気に入ったポッドキャストの切り抜き動画を見つけたら、クリックするだけで続きを見たり、動画の全編を視聴したりできるようになります。クリエイターがReelsをFeaturesの本編にリンクできるようになるため、視聴者はそのままコンテンツを掘り下げ、全体を見ることができるわけです」と説明しました。
なお、InstagramはすでにブラジルのクリエイターとFeaturesをテストしており、アメリカでは数万人のクリエイターに同機能を提供する計画です。Featuresで投稿した動画は、Instagramの発見タブからもユーザーにおすすめとして表示されます。初期のテスト参加者には、ポッドキャストの司会者でファッションブランド・Skimsの共同創業者でもあるエマ・グリード氏、美容・ファッション分野のクリエイターであるモネ・マクマイケル氏、ニューヨークの人々に恋愛や人間関係についてインタビューするプレストン・ラコフスキー氏、アメリカンフットボール関連のコンテンツを制作するドナルド・デ・ラ・ヘイ氏らが含まれます。
The Hollywood Reporterは「InstagramなどがYouTubeと競う際に課題となるのが、YouTubeの収益性の高い仕組みに対抗することです。YouTubeは条件を満たすクリエイターに広告収益の55%を分配しており、ブランドとの契約獲得も支援しています」と指摘しました。
ライオンズ氏によると、InstagramはFeaturesの初期参加クリエイターと「いくつかの異なる契約」を結んでいる模様。ただし、Netflixのポッドキャスト契約とは異なり、記事作成時点でInstagramへの動画掲載に独占条件はありません。「すでにブランドとの関係を築いているクリエイターは、広告やブランドコンテンツを含む動画をそのまま持ち込めます。また、そうした基盤や事業体制がまだ整っていないクリエイターを支援するうえでも、大きな機会があると考えています」とライオンズ氏は語りました。
Featuresで投稿できるようになる長尺動画はスマートフォンからも再生できますが、テレビ向けの「Instagram for TV」にまで拡張することが目標となっているそうです。Instagram for TVは、Instagramがエンターテインメント市場での存在感を高めるための取り組みの一環として、2025年にFire TVやGoogle TV向けに提供開始したアプリ。アメリカではApple TVへの対応も進めているそうです。
これとは別に、Instagramは短尺動画の連続ドラマである「マイクロドラマ」の台頭や、シリーズものの短尺動画を制作したいというクリエイターの意向を受け、「Series」という機能の実験も進めています。Seriesはクリエイターのプロフィール上に、シリーズもののReelsをまとめて掲載できるという機能。Metaは2026年6月に、東南アジアのマイクロドラマ制作会社にSeriesの試用を働きかけ始め、その後、個人クリエイター向けにも提供を広げています。
Instagramは今後数カ月でより多くの国でSeriesのテストを開始し、年末から2027年初頭までにアメリカでもSeriesの提供を開始する計画です。
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