「情報流出はまだかわいいもの」サイバー攻撃の本番はこれからだ…専門家が説く「業務を止める」経営者の覚悟の必要性 | ビジネス | 東洋経済オンライン

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サイバー攻撃と情報流出が止まらない。だが、米サイバーセキュリティー大手プルーフポイントの日本法人でチーフエバンジェリストを務める増田幸美氏は、「情報漏洩で騒いでいるうちは、まだ幸せだ」と警告する。真意はどこにあるのか。AIの進化でサイバー攻撃の脅威はどう変わり、経営者はどんな決断を迫られるのか。どう防御すればいいのか。増田氏に聞いた。
――企業、行政へのサイバー攻撃が相次いでいます。どうみますか。
目的は大きく2つ考えられる。1つは金銭だ。日本人の運転免許証やパスポートの情報は、ダークウェブ上で高値で取引されている。
もう1つは、国家を後ろ盾にした攻撃だ。背景には地政学的な要因がある。標的とする国の情報をあらゆる角度から大量に集め、諜報活動などに利用するのだとみられる。10月21日、米マイクロソフトは、中国政府と関係があるとされるハッカー集団が、AIを活用した侵入テスト用のツール「ARTEX(アルテックス)」を使い、サイバー攻撃を仕掛けていたと公表した。

そうた・ゆきみ 1977年生まれ。2000年、早稲田大学卒業。日本オラクルでシステムコンサルタントを務めた後、複数のサイバーセキュリティー企業を経て、20年より現職。22年から警察大学校講師も務める(写真:本人提供)
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