[ITmedia News] Apple、ロンドンにライブ会場「Apple Music Hall」を開設 空間オーディオ収録や配信設備付き
米Appleは9月21日(現地時間)、英ロンドンの再開発地区バタシー・パワーステーション内にライブ音楽会場「Apple Music Hall」を開設したと発表した。Apple Music Hallは、アーティストがファンの前で小規模なライブを行い、その場で空間オーディオ(Spatial Audio)での収録や放送用ミックス、マルチカメラ映像の制作まで完結できる施設としている。
バタシー・パワーステーション内のApple Music Hall(画像:Apple)
バタシー・パワーステーションは1983年に運転を停止した石炭火力発電所の跡地で、英ロックバンドのピンク・フロイドが1977年に発表したアルバム「アニマルズ」のジャケットに使われたことでも知られる。Appleは同施設内に英国本社を置いているほか、2023年6月には直営店「Apple Battersea」を開設している。
ピンク・フロイドのアルバムジャケットで知られるバタシー・パワーステーション(画像:Apple)
ホールの収容人数は600人。ステージの幅は約11.6メートルで、観客が演者を囲む形にもステージを組み替えられる。客席の周囲には48基のスピーカーによる空間サウンドシステムを配置しており、来場者は没入型の音響で楽しめるという。
ステージ裏には、プロ仕様の録音・ミックス用スタジオを2室設けた。すべての公演をマルチトラックで収録し、ライブ中または公演後に空間オーディオでミックスできる。会場には16台以上のカメラを接続できる配線を施し、専用の放送コントロールルームにつなげている。従来の放送用カメラと並行して、iPhoneによる映像撮影にも対応するとしている。
公演は世界に向けてライブ配信する予定で、ロンドン以外のファンも視聴できる。チケットなどの情報は専用サイト「applemusichall.com」やInstagram、TikTokの公式アカウントで案内する。
Apple Musicとインターナショナルコンテンツ担当バイスプレジデントのオリバー・シュッサー氏は、iPodやiTunes Music Festival、Apple Musicの開始に触れた上で、Apple Music Hallの開設によって、アーティストとファンのためにライブ音楽を支援していくとコメントしている。
Appleは同日、Apple Music Radioのロンドン拠点の全番組について、ホストが同じくバタシーに新設したラジオスタジオから生放送を行う体制へ移行することも明らかにした。Apple Music Radioは24時間配信されており、世界中で無料で聴ける。
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