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Saturday, October 3, 2026

「Osmo Pocket 4P」を1カ月持ち歩いた 旅先で“撮る”が習慣に【ミニレビュー】

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DJIが発売しているポケットサイズのジンバルカメラ「Osmo Pocket 4P」。Osmo Pocketシリーズの上位モデルで、2眼カメラを搭載したことが大きな特徴です。価格はスタンダードコンボが99,000円、周辺機器が一通り揃った「Vlogコンボ」が113,300円です。

「Vlogコンボ」は、本体にワイヤレスマイク「DJI Mic Mini 2 トランスミッター」、映像を確認しながら遠隔操作できる「Osmo FrameTap」、ミニ三脚、キャリーバッグなどをセットにしたモデルで、撮影に便利なアクセサリーが一通り揃っています。

Vlogコンボセット(公式サイトより)

最大の特徴は、シリーズで初めてカメラを2基搭載したことです。従来のOsmo Pocketは基本的に広角カメラ1基で撮影する製品でしたが、4Pでは20mm相当の広角カメラに加えて、60mm相当の中望遠カメラを搭載しています。

筆者は以前、スマートフォン用ジンバルの「DJI Osmo Mobile 3」を使っていたことがありますが、撮影のたびにスマートフォンを取り付ける必要があることや、本体サイズが大きく持ち運びが負担に感じたことから、長くは使わず手放してしまった経験があります。

それ以降、ジンバルそのものを使うことはありませんでした。今回はDJIから「Osmo Pocket 4P Vlogコンボ」を提供してもらい、こうしたジンバルカメラを普段使ってこなかった筆者が、日常的に持ち歩く習慣を身に付けられるのか、実際に持ち歩きながら撮影のしやすさや使い勝手を試してみました。

ジンバルカメラに「2眼」は意外と便利

Osmo Pocket 4Pは、20mm相当の広角カメラ(1倍)と、60mm相当の中望遠カメラ(3倍)を搭載しています。広角側には1インチCMOSセンサー、中望遠側には1/1.28インチCMOSセンサーを採用しています。

前モデルのOsmo Pocket 3も1インチセンサーを搭載していましたが、4Pで特徴的なのは2つのセンサーを、この小さなボディに収めていることです。単にカメラを2眼化しただけでなく、広角と中望遠のそれぞれに独立したセンサーを搭載しています。

普段、写真や動画の撮影にはスマートフォンを使うことがほとんどです。そのため最初は「小型のジンバルカメラに2つのカメラが必要なのか」と思いましたが、実際に使ってみると、この構成はかなり実用的でした。

同じ場所から1倍と3倍で撮影すると、単純に被写体が大きくなるだけでなく、画面の印象も変わります。1倍では周囲の景色まで含めて記録できますが、3倍では画角が狭くなることで余計なものが入りにくくなり、被写体を目立たせやすくなります。

広角(1倍)

中望遠(およそ3倍~5倍)

最大12倍(デジタルズーム)まで可能

本体左側の物理ボタンを1回押すと1倍と3倍、2回押すと6倍へ切り替えられ、長押しすると滑らかにズームできます。

20mm相当の広角(1倍)は、街中を歩きながら周囲の様子を撮ったり、風景を広く収めたりするのに向いています。通常は広角のみで事足りる場面がほとんどでした。一方、60mm相当の中望遠(3倍)は、料理や人物、建物の一部など、少し離れた場所から被写体を大きく捉えたい場面で役立ちます。

Osmo Pocket 4Pの4K動画から切り出したマグロ丼

歩きながら撮っても映像は滑らか

ジンバルカメラの大きな利点が、歩きながらでも滑らかな映像を撮れることです。Osmo Pocket 4Pは3軸手ぶれ補正を搭載しており、カメラ部分そのものを動かして揺れを打ち消します。街歩きでも、特に手ぶれを意識することなくカメラを持って歩くだけで、上下左右の細かな揺れを抑えた映像を撮影できます。

また、ジンバルを左右へ動かしたときのカメラの動きも滑らかです。単に手ぶれを抑えるだけでなく、ゆっくり横方向へカメラを振る「パン」のような動きも作りやすくなっています。

筆者はこうした撮影に慣れているわけではありませんが、難しい操作をしなくても、それらしい映像を自然に撮れるのは面白いところです。

画質については、広角カメラに1インチ積層型CMOSセンサーを採用し、最大4K/240fpsでの撮影に対応。

細かな設定を詰めなくても、ジンバルによる安定した映像をすぐに撮れるため、「撮りたい」と思った瞬間にそのまま撮影できる手軽さが印象的でした。

ちなみに別売りでNDフィルタレンズや超広角レンズなどを装着もできます。

Vlogコンボの「FrameTap」は何に使う?

今回試したVlogコンボには、「DJI Mic Mini 2 トランスミッター」や「Osmo FrameTap」、ミニ三脚、キャリーバッグなどが付属します。なかでも特徴的なのが「Osmo FrameTap」です。

筆者は普段、自分にカメラを向けて話すようなVlog撮影をほとんどしないため、当初は使い道が限られるアクセサリーだと思っていました。ただ、実際には三脚を立てて観光地などで記念撮影をする際にも便利です。感覚としては、スマートウォッチからスマートフォンのカメラを遠隔操作するのに近いものがあります。

スマートフォンとの違いは、FrameTapから画角やジンバルの向きをその場で調整できることです。実際の映像を手元で確認しながら構図を変えられるため、いったん撮影位置まで戻ってカメラを調整し直す必要がありません。

もう1つVlogコンボに付属するのが「DJI Mic Mini 2 トランスミッター」です。筆者は使うことはありませんでしたが、Osmo Pocket 4Pと直接ワイヤレス接続できるため、カメラ本体にレシーバーを装着する必要はありません。

本体の内蔵マイクだけでも音声は記録できますが、カメラから離れて話す場合や、周囲の音が多い場所では、口元に近い位置へマイクを装着できるメリットがあります。

一般的なカメラではレシーバーやケーブルを取り付けることで機材が大きくなりがちですが、Pocket 4Pでは本体と小型のトランスミッターだけで収録できるそうです。

旅先でサッと取り出せる 旅先で“撮る”が習慣になった

Osmo Pocket 4Pの本体重量は230gで、ポケットにも収まるサイズです。約1カ月使い、東北地方への旅行にも持ち出しましたが、途中からは気になった景色を見つけると、無意識にサッと取り出して撮影するようになりました。

長時間撮影するというより、その瞬間を10秒ほど切り取るような使い方が個人的には合っています。旅先の空気感を気軽に残せる点は大きな魅力です。

アプリがあり、撮影した動画の編集も可能。テンプレートが豊富

一方、ジンバル部分やカメラはむき出しのため、旅行中ずっと持ち歩く場合はケースに入れておく方が安心です。短時間ならポケットに入れてすぐ取り出せますが、長時間の持ち運びではぶつけたり圧力がかかったりする不安があります。

本体は103GBの内蔵ストレージを搭載し、microSDカードなしでも撮影可能です。バッテリー駆動時間は1080p/24fpsで最大210分、18分で80%まで充電できる急速充電にも対応します。

今回使ってみて最も印象に残ったのは、撮影を始めるまでの手軽さです。以前使っていたスマートフォン用ジンバルは毎回スマートフォンをセットする必要がありましたが、Osmo Pocket 4Pは取り出して電源を入れるだけ。筆者にとっては「ジンバル」よりも、普段持ち歩ける動画カメラとして使えることの方が大きな魅力でした。

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