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Tuesday, October 13, 2026

CloudflareがDenoを買収して1年後に公式サポート終了へ、開発継続は引き継ぐ人が現れるか次第

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Cloudflareが2026年10月9日にJavaScript実行環境「Deno」を開発する企業を買収したことを発表しました。Denoの開発チームはCloudflareに合流し、Deno本体の公式開発は約1年後に終了する予定です。Denoはオープンソースとして公開が続けられますが、開発元によるサポートは約1年後に終了し、その後の開発継続は新たな開発者に委ねられます。

Deno is joining Cloudflare | Deno
https://deno.com/blog/cloudflare

Deno is joining Cloudflare | Cloudflare Blog
https://blog.cloudflare.com/deno-joins-cloudflare/

DenoはJavaScriptやTypeScriptで書かれたプログラムを実行するためのソフトウェアです。JavaScript実行環境「Node.js」の開発者であるライアン・ダール氏が2018年に発表したもので、プログラムによるファイルやネットワークへのアクセスを制限するセキュリティ機能や、開発に必要なツールを標準で備えています。記事作成時点ではGitHubのスター数が10万超、月間アクティブユーザーは40万人以上で、多数の企業で使用されています。

Denoの開発チームは実行環境の改良に加えて、作成したプログラムを簡単に公開できる「Deno Deploy」の開発も進めてきました。しかし、Deno Deployを運営する中で、Denoの開発チームは複数のクラウドサービスやデータベースが複雑に絡み合う運用上の課題に直面したとのこと。

そこでDenoの開発チームはCloudflareのアプリ実行サービス「Cloudflare Workers」に着目しました。Cloudflare Workersにはデータの保存や処理の状態管理を簡単にする「Durable Objects」という仕組みがあり、複数のサーバーを利用するアプリの開発を簡素化できます。

Denoの開発チームはCloudflare Workersの仕組みをCloudflare以外のサーバーでも利用できるようにする「celld」の開発も進めていました。一方、CloudflareはWorkersの実行環境「workerd」をオープンソースで公開しています。両チームは今後celldの技術をworkerdに統合し、開発者が自分で用意したサーバーでもWorkersの仕組みを利用しやすくする方針です。

開発方針の転換に伴い、Deno本体の開発は終了することが決まりました。ユーザーには今後1年間にわたって毎月バグ修正とセキュリティ更新が提供されますが、2027年10月ごろに公式開発が終了します。また、Deno Deployは約6カ月後の2027年4月ごろにサービスを停止する予定。有料ユーザーにはCloudflare Workersへの移行支援が提供されます。なお、JavaScriptやTypeScript向けのパッケージを公開するサービス「JSR」はCloudflareに運用基盤を移して継続するとのことです。

Denoの開発終了について、エンジニアが集うニュース共有サイトのHacker Newsでは多くの反応が寄せられています。「Denoは最も好きなJavaScript実行環境だった」「初期のDenoが大好きだったので終了するのは悲しい」といった声のほか、設定ファイルを用意せずに外部のプログラムを直接読み込める機能を惜しむ投稿もありました。また、Node.jsとの互換性を重視するようになってから初期のシンプルさが失われたと振り返るユーザーもいます。

GIGAZINEでは2025年11月に、動画ダウンロードツール「yt-dlp」でYouTubeの動画をダウンロードする際にDenoなどのJavaScript実行環境が強く推奨されるようになったことを報じました。yt-dlpは記事作成時点でもDenoを推奨しているものの、Node.jsやQuickJSなどの実行環境にも対応しており具体的な影響は不明です。

ついにyt-dlpのYouTubeダウンロード機能をフル活用するにはDenoなどのJavaScriptランタイムが必要に、インストール手順はこんな感じ - GIGAZINE


Denoの開発チームは今後Cloudflare Workersの改良に取り組み、独自のサーバーでも使いやすい実行環境の開発を進めるとのこと。Deno本体についてはオープンソースでの公開を続け、開発を引き継ぐ人を歓迎すると述べられています。

View the original on GIGAZINE →

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