角中「支えられやってこられた」 バット置く打撃職人―プロ野球・ロッテ
試合後の引退セレモニーで声援に応えるロッテの角中(左)=2日、ゾゾマリン
ロッテ一筋20年、39歳の角中が現役最後の試合に6番左翼で出場した。独立リーグ出身者として初の首位打者に輝いた打撃職人。思い残すことなく、バットを置いた。
ソフトバンクの先発は最多勝など複数のタイトルが懸かった前田悠。角中は「今一番いい投手と最後に真剣勝負ができてありがたい」と臨んだ。無安打のまま迎えた七回の第3打席は、ハーフスイングを取られて空振り三振。脚がつったため八回に代打を送られ、快音で締めくくることはできなかった。
大学・社会人ドラフト7巡目で2007年にプロ入り。少しでも時間があればバットを手にし、練習に励んだ。泥くさく磨いたスイングで鮮やかな安打を量産し、16年には2度目の首位打者と最多安打のタイトルも獲得。現役時代を共にした伊志嶺コーチは「量があって質が高まる。それをチームで一番示してくれた」と話す。
試合後の引退セレモニーでは「いろいろな方に支えられて今までやってこられた」と感謝の言葉を述べた。最後はファンが投げ込んだ紙吹雪を浴びながら、グラウンドをゆっくりと一周した。
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