[ITmedia News] ソフトバンクG、OpenAIへの追加出資が完了 累計10兆円超 持分約13%に
著者
林裕也
[ITmedia]
ソフトバンクグループは10月1日、米OpenAIの営利部門であるOpenAI Group PBCへ100億ドルの追加出資を実行した。「ソフトバンク・ビジョン・ファンド2」を通じて行ったもので、総額300億ドル(約4兆6743億円)の追加出資のうち最終となる第3弾(サードトランシェ)にあたる。累計出資額は646億ドル(執筆時点のレートで約10.2兆円)となり、OpenAI株式の約13%を保有する。
300億ドルの追加出資は、2月27日にOpenAIと結んだ契約に基づき、100億ドルずつ3回に分けて実行してきたもの。第1弾は4月1日、第2弾は7月1日に出資を完了した。いずれも主要取引金融機関からのつなぎ融資で資金を賄い、その後、保有資産の活用や社債などの調達に切り替える方針を示していた。
今回の最終分には、社債で調達した資金を充てた。ソフトバンクグループは9月24日に米ドル建てとユーロ建ての社債発行を発表しており、使途を第3弾の出資資金などと説明していた。調達額は合計約111億ドルに上り、低格付け企業が発行する「ハイイールド債」として過去最大規模だと米Bloombergなどが報じていた。
9月24日開示の社債発行資料。資金使途にサードトランシェへの充当を明記
契約では、OpenAI株式の上場が合理的に見込まれる場合は出資を前倒しする可能性があるとしていた。しかしOpenAIのサム・アルトマンCEOは9月、米経済誌Fortuneのインタビューで、AIの安全性への対応を優先するとして2026年中の上場を見送る考えを明言。前倒しはなく、当初の予定通り10月1日の実行となった。
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