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Sunday, September 27, 2026

AIが生む新たな「忘れられた人々」 アメリカで広がる「自分の声が届かない」という焦燥と政治不信 | 政治・経済・投資 | 東洋経済オンライン

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トランプ大統領とオープンAIのサム・アルトマンCEO。AIの発展がアメリカ政治を揺さぶっている(写真:Andrew Harnik/Getty Images)

  • 安井 明彦 みずほ総合研究所調査部シニアプリンシパル

2016年に白人ブルーカラー層を中心とした「忘れられた人々」がトランプ政権誕生の原動力になってから10年。アメリカに新たな「忘れられた人々」が生まれつつある。当時との共通点は、「自らの関わらないところで、自分の将来を決めないでほしい」という国民の思いだ。

アメリカの心臓部で何が起きているのか。専門家が「ワシントンの深層」を分析。【隔週日曜日更新】

引き金となったのが、AI(人工知能)の急速な発展だ。16年の「忘れられた人々」は、「自らの将来は、自らの力で決めることができる」という感覚を脅かされた人たちだった。中国からの輸入急増による雇用不安が、自らの努力とは関係なく、中間層からの没落を余儀なくされる懸念につながった。助けてくれるはずの政府に対しても、グローバリゼーションを優先し、国民の声を軽視しているという不信が強かった。

AIの発展は、当時と類似した感覚を呼び覚ましつつある。アメリカでは、雇用や社会のあり方を激変させるAIの急速な発展が、一握りの大企業に牽引されて進んでいる。全米に広がるデータセンターの建設でも、開発企業と自治体が秘密保持契約を結び、情報の開示を最低限にとどめる場合が多く、近隣の住民が蚊帳の外に置かれる傾向が指摘されてきた。

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安井 明彦 みずほ総合研究所調査部シニアプリンシパル

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やすい あきひこAkihiko Yasui

1991年富士総合研究所(現みずほ総合研究所)入社、在米日本大使館専門調査員、みずほ総合研究所ニューヨーク事務所長、同政策調査部長等を経て、現職。政策・政治を中心に、一貫してアメリカを担当。著書に『アメリカ 選択肢なき選択』(日本経済新聞出版社)などがある。

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