食費1日500円下回る 困窮世帯、物価高の影響強く―NGO調査
炊き出しのカレーライスを受け取る人=2023年2月、名古屋市
経済的に困窮し食料支援に申し込んだ世帯の1日の平均食費が、1人当たり500円を下回っていることが19日までに、国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」(東京都千代田区)のアンケートで分かった。物価高の影響で十分な食料を購入できない実態も浮かび上がった。
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調査は6月、同NGOの支援に応募した全国の保護者8736人に実施。全員からオンラインや電話で有効回答を得た。全体の94.5%がひとり親世帯で、経済状況は「借金して生活している」(26.2%)と「貯金を取り崩している」(36.9%)を合わせると、赤字世帯が6割を超えた。
物価上昇が続く中、1日の1人当たりの平均食費は最も高い2人世帯で、昨年行われた同様の調査の533円から490円に減少。6人世帯では361円まで落ち込んだ。過去1年間で家族が必要とする食料品を買えなかった経験があったのは約85.5%に上った。
申し込み理由(複数回答)を尋ねると、89%が「物価上昇による食費の値上がりで、十分な食料を買えない」を選んだ。「長期休暇に入ると、給食がなくなり食費が心配」(65.1%)、「経済的な理由で親自身の食事量を減らしている」(60.7%)なども目立つ。
NGOの担当者は「物価高で、生活をやりくりするために食費を削るしかない状況になっている。具体的な政策が速やかに推進されるよう、国や自治体は早急に対応すべきだ」と訴えている。
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