[ITmedia News] トランプ大統領、「AI Force」創設を表明 「AI脅威論はでっちあげだ」
ドナルド・トランプ米大統領は9月19日(現地時間)、自身のSNS「Truth Social」への投稿で、AIを担当する新組織「AI Force」を創設すると表明した。第1期政権で創設した宇宙軍(Space Force)になぞらえたもので、「AI Czar」(AI皇帝)と呼ぶ担当責任者も近く指名するとしている。
大統領は投稿で、ロシア疑惑やウクライナ、地球温暖化、2度の弾劾などを民主党による「Hoax」(でっちあげ)の例として列挙し、その最新のものがAI脅威論だと主張した。
その上で、AI業界の成長を一切妨げず、「大切にし、支援し、成長を見守る」と表明。「そのために、第1期政権で大成功を収めたSpace Forceと同じように、AI Forceを結成する」「近くAI皇帝を発表する。応募できるのは高いIQの持ち主だけだ」と記した。
AI Forceが軍の一部門になるのか、予算や権限をどうするのかなど、具体的な内容は投稿では言及していない。
大統領は同日、別の投稿で「Artificial Intelligence」という呼称は不正確で洗練されていないとして、「Superior Intelligence(SI)」「Extreme Intelligence(EI)」「Supreme Intelligence(SI)」を代替案に挙げ、どれがいいかを問う投票を呼び掛けた。これに対し、米SpaceXのイーロン・マスクCEOはXで「(AIは)われわれには理解できないほど賢くなるだろう」と反応している。
一連の投稿は、米Anthropicのダリオ・アモデイCEOが12日にAI開発のペース調整を訴えるエッセイを公開し、米OpenAIのサム・アルトマンCEOらが同調するなど、業界内部からガードレールを求める声が相次ぐ中で出てきた。大統領はこれらを「Hoax」と断じる投稿を繰り返しており、14日には「AIに必要なガードレールは強く賢い大統領だけだ」と述べていた。トランプ大統領は6月に先進的AIの安全保障に関する大統領令に署名し、最先端モデルについて開発企業が任意で公開前の政府評価を受ける枠組みの構築を進めている。
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