[ITmedia News] 山中で遭難の16歳少年、登山計画に生成AI「Claude」利用 救助隊は「ルートの妄信」警鐘
カナダ西部ブリティッシュコロンビア州の山中で遭難した16歳の少年が登山計画に生成AIを利用していたことが物議をかもしている。少年はAIの利用を認めつつ、遭難の原因はAIではないとしているが、救助隊はAIが示すルートを妄信しないよう警鐘を鳴らしている。
カナダ放送協会(CBC)によると、少年は同州バンクーバー在住のブライス・ゴウリラックさん。10月3日に近郊のグラウス山山頂から隣のクラウン山まで往復する予定だったが、誤って岩登りの難所に迷い込んで遭難。通報を受けた救助隊がヘリコプターからロープで降下し救助した。
遭難した少年の救助現場。救助隊「ノースショア・レスキュー」が4日に公開した(出典:同隊のFacebook)
救助隊の説明では、少年は米Anthropicの生成AI「Claude」を使って登山計画を立てていた。捜索責任者のポール・マーキー氏は、少年が適切な装備を持たずに難度の高い岩登りのルートに入ったと指摘した。
マーキー氏によると、同隊には年間約150件の通報があるが、AIが危険な場所に誘導した可能性があるケースは初めて。「Claudeはその山に行ったことがない」として、AIが提示したルートを妄信しないよう呼び掛けた。
一方、少年はCBCの取材に対し、全体の登山計画は登山アプリやGoogleマップを使って準備したと説明した。AIは主に持ち物の確認に使い、地形情報の照合にも一部使ったが、危険なルートには自分で誤って入ったとして、計画を全てAIで作成したわけではないと釈明した。
KioskNews shows a cleaned-up reading view extracted from the publisher’s page — the original always lives on their site, not ours.