川上翔平、上々の世界デビュー 岡慎之助の言葉を力に―世界体操
男子予選であん馬の演技をする川上翔平=17日、オランダ・ロッテルダム(ロイター時事)
体操の世界選手権で、初代表の川上翔平(徳洲会)が上々のデビューを飾った。パリ五輪3冠の岡慎之助と所属チームが一緒の上、同じ2003年生まれ。普段は近い存在でありながら、これまで岡が活躍する姿を遠くから見てきた。大舞台に目を輝かせ、「団体で圧倒的な貢献をしたい」と力強く話す。
17日の男子予選では、さっそく実力を発揮。全6種目で1番手を任され、好演技で流れを呼び込む大事な役割を担った。跳馬、鉄棒でチームトップの得点をマークし、平行棒では足先まですらりと伸ばした倒立技を披露。降り技の着地もぴたり。続いた橋本大輝(日本生命・セントラルスポーツ)、岡も完璧な着地を見せ、3人が14点台後半をたたき出した。
悲願の代表入りを決めるまで、支えになったのが岡に言われた言葉だった。「ロス五輪ではお前が絶対必要になる。俺にない鉄棒と跳馬を持っているのは翔平しかいないのだから」。昨年の世界選手権は補欠。今春の代表選考会では、左手甲を負傷しながら結果を残し、メンバー入りが発表されると顔を覆い隠して涙を流した。
強豪の大阪・清風高出身。岡、橋本のダブルエースに次ぐオールラウンダーとしての期待は大きい。28年ロサンゼルス五輪出場枠が懸かる20日の団体総合決勝に向け、「チーム一丸でできたら」。仲間と日の丸を背負い、目標を達成するつもりだ。(ロッテルダム時事)
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