「強く言えば響くと思った」 元特捜検事の被告人質問―大阪地裁
大阪地検特捜部の取り調べで「検察なめんなよ」などと罵倒し、付審判決定で特別公務員暴行陵虐罪に問われた検事、田渕大輔被告(54)の第8回公判が20日、大阪地裁であった。被告人質問が行われ、田渕被告は取り調べをした男性について、「感情を込めて強く言えば心に響く人だと思った」と説明した。
元特捜検事「覚悟伝えた」 「なめんなよ」発言を説明―大阪地裁
田渕被告は2019年、学校法人を巡る業務上横領事件の捜査で不動産会社元社長=無罪確定=の部下だった男性の取り調べを担当。男性は任意段階で自白した後、否認に転じた。
取り調べで厳しく追及をしたことについて、田渕被告は「感情を込めて強く言えば心に響いてくれる人じゃないかと思っていた」と説明。一度は容疑を認めたことから、「会社の圧力や立場のくびきがとれれば話をしてくれるかもという思いがあった」と語った。
机をたたいて男性の発言を遮ったのは、腹が立ったからではないかと大森直子裁判長が問い掛けると、田渕被告は否定し、怒っている様子を装ったとした。取り調べ全体を振り返り、「襟を正し、慎重な取り調べをすべきだった」と述べた。
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