「世界経済は強いは本当か」AIが支える成長と〈二極化〉…IMF・世銀総会で見えた脆弱さの正体 | 政治・経済・投資 | 東洋経済オンライン

10月16日、タイ・バンコクで開催されたIMF・世界銀行年次総会。数百人規模のデモ隊がクロントゥーイ地区を行進した(写真:ブルームバーグ/Wissarut Weerasopon/ZUMA Press Wire/共同通信イメージズ)
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10月にタイで開催されたIMF(国際通貨基金)・世界銀行年次総会。出席した国際協力銀行外国審査部の松原遼太郎参事役・
10月15日朝、バンコクのクイーン・シリキット国際会議場(QSNCC)周辺は、普段とは異なる緊張感に包まれていた。IMF・世界銀行年次総会が開かれる会場を目指し、数百人規模のデモ隊がクロントゥーイ地区を行進。警察がラマ4世通り付近で進行を止め、周辺では交通規制も敷かれた。参加者らが訴えていたのは、途上国への債務免除、格差是正、開発プロジェクトによる地域社会への悪影響の改善などである。
QSNCCは、そもそも1991年のIMF・世銀総会を迎えるために整備された施設である。35年を経て、世界の財務相、中銀総裁、国際機関関係者らが再びここに集まった。
会場の内外で繰り広げられていた2つの光景は、一見すると対照的である。しかし今回の総会で交わされた議論を聞いていると、実は同じ問題を別の角度から映しているように感じられた。キーワードは「レジリエンス(強靱性)」、そしてその裏側にある「二極化」である。
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