スイス全土をマインクラフトで実物大に再現した「Blocks」が公開される、標高4634mの山頂や巨大氷河も探索可能
スイスの国土全域をサンドボックスゲーム「Minecraft(マインクラフト)」の世界に再現したプロジェクト「Blocks」が公開されました。スイスの公式地理データを使って約4万1285平方キロメートルの国土を実物大で再現しており、アルプスの山々や氷河、湖、森林などをゲーム内で自由に探索できます。
Blocks — Switzerland at 1:1 in Minecraft
https://blocks.manifold3d.ch/
マインクラフトはブロックを組み合わせて建物や地形を自由に作れるゲームです。現実世界をマインクラフトで再現する取り組みは過去にも行われており、2020年には地球全体を実物大で再現するプロジェクト「Build The Earth」が始動しました。
マインクラフトで地球を実物スケールで再現するプロジェクトが始動 - GIGAZINE
現実の地形を正確に再現するには膨大な作業が必要です。特にスイスには標高4000mを超える山々や深い谷が数多く存在するため、標高差を含めて国土全体を再現するには大規模な地形データが欠かせません。
3D地形モデルなどを手がけるManifoldはスイス連邦地形局「swisstopo」などが公開している地理データを利用し、地形や森林、湖、建物などをマインクラフトのブロックに自動変換することでスイス全土をゲーム内に再現しました。ブロック1個を現実の1mに対応させているため、山の高さや地形の位置関係も実際のスイスに沿ったものになっています。
Blocksではスイス最高峰のデュフールシュピッツェも標高4634mの高さで再現されています。通常のマインクラフトでは世界の高さが最大384ブロックに制限されているため、Blocksでは高さ制限を取り払う拡張機能「Cubic Chunks」を採用しているとのこと。対応するゲームのバージョンはJava Edition 1.12.2です。
また、地形の高さだけでなく、実際の地理情報を基に氷河や森林なども配置されています。世界遺産に登録されているユングフラウ・アレッチ地域ではアイガーやユングフラウなどの山々に加えて、アルプス最大のアレッチ氷河も探索できるとのこと。
公式サイトにはマインクラフトの世界を上空から確認できる地図が掲載されており、実際の航空写真と重ね合わせることで地形の再現状況を比較できます。
地図上で行きたい場所を選択するとゲーム内で目的地に瞬間移動するためのコマンドも表示されます。また、通常より高速に飛行する機能や遠くの地形を表示する機能も用意されているため、広い国土を移動しながら景色を楽しめるというわけです。
Blocksは記事作成時点で早期アクセス版として公開されています。ユングフラウ・アレッチ地域を含む約2400平方キロメートルのデータは無料でダウンロードでき、スイス全土のデータは15スイスフラン(約2900円)で購入可能。スイス全土のダウンロード容量は約24GBで、保存には約60GBの空き容量が必要です。なお、有料版の販売対象は法的な理由からスイス居住者に限られているとのこと。
開発者は今後の更新で水面や岩壁の表現を改善するほか、国境付近の地形の欠落を修正し、新しいバージョンを簡単に導入できる更新機能も追加したいと述べています。購入者には今後の更新データも無料で提供される予定ですが、正式版の公開時期は決まっていないとのことです。
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