FX投資家が群がる「トルコリラ」と「スイスフラン」…利回り商品としての妙味が増す一方、急激な為替変動にご用心 | ビジネス | 東洋経済オンライン

ゼロ金利のスイスフラン(右)と、超高金利のトルコリラ(左)に注目が集まっている(写真:Romaset/tabi-guide.com/PIXTA)
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FX(外国為替証拠金取引)投資の裾野が広がっている。金融先物取引業協会によれば、2026年4~6月の口座数は1243万、建玉は11.1兆円といずれも歴史的な水準を記録。活況を支えているのは個人投資家からの相次ぐ資金流入だ。
取引の中心は米ドルと日本円というメジャーな通貨ペアだが、高金利で知られる新興国通貨も人気を博す。中でも政策金利が37%と世界有数のトルコリラには、金利差狙いの投資家が流入。スイスフランを売ってトルコリラを買うという、一昔前には考えにくかった通貨ペアにまで取引が広がっている。
これは世界最低水準の低金利通貨を売り、一方で高金利通貨を買う手法だが、急激な為替変動で大損失を被る危うさもはらむ。
FXが「利回り商品」に
「金利ある世界の到来によって、金利商品への関心が高まっている。疑似的な利回り商品として、FXを始める投資家が増えている印象だ」。松井証券でFXトレーディングを担当する森龍二金融市場部長は、個人投資家の間で起きている変化をこう話す。
FX取引には2つの儲け方がある。1つは為替変動によるキャピタルゲイン。1ドル150円でドルを買い、1ドル160円になった時に売れば、差し引き10円の差益が得られる。
個人投資家が視線を送るのは、もう1つの儲け方であるインカムゲインだ。低金利通貨を売って高金利通貨を買うと、金利差に相当する額(スワップポイント)を利子のような形で受け取れる。政策金利を日本が1%、アメリカが3.5%と仮定した場合、金利差は2.5%。1ドル150円の為替レートで1万通貨(1万ドル)を購入すると、年間で3万7500円のスワップポイントが手に入る。
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いちい じゅんJun Ichii
不動産、銀行業の取材を経て現在は証券業界担当。PE・不動産ファンドやアセットマネジメント、 アクティビズムなどを取材。 CFA協会認定証券アナリスト。
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