Genspark、”スライド特化”の自社AIモデル「Gen-1 Slides」 コスト大幅削減
AIワークスペースのGensparkは10日(米国時間)、自社初のAIモデル「Gen-1 Slides」を発表した。GensparkのAIスライドの「Standard(スタンダード)モード」のデフォルトモデルとなり、Claude Opus 5と同等のスライド品質を、1/17のコストで実現できるという。
Gen-1 Slidesは、資料作成用のAIモデルで、オープンウェイトで公開された基盤モデルの「MiniMax M3」をベースとし、1つのリクエストから「そのまま使える」プレゼンテーションを生成することに特化して開発した。
MiniMax M3をベースに、GensparkのAIスライド本番環境内での強化学習による追加学習(post-training)を行ない、デッキの計画・ページ生成・描画・自己修正のサイクルを数十ターン繰り返して品質を磨いた。なお、ユーザーコンテンツは学習データに使用せず、自社で作成した約2,000件のスライド作成タスクを用いて学習した。
同社の評価によれば、評価器とデータセットの組み合わせによる9つの評価項目のうち8項目で首位、全項目で上位2位以内となり、Opus 5などのフロンティアモデルと同等の品質とする。そのうえで、入力トークンのリスト価格ではOpus 5の約1/17、プレゼンテーション資料1本あたりの実測コストでも約1/10となったという。
Gen-1 Slidesは、AIインフラ企業であるFireworks AIと共同で開発。スライド生成というタスクの設計や本番運用の環境、品質を評価する仕組み(報酬の設計)はGensparkが定義し、モデルの学習はGensparkのAIスライドクラスタ上で、パラメータの更新はFireworksプラットフォーム上で実施した。
Gensparkでは今後、同様の手法をスプレッドシートや文書、リサーチの分野にも適用。各分野に特化したモデルを順次投入していく。
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