マドンナの声が科学的に年齢不詳であることが判明
女性は更年期を迎えると声が低くなる傾向があります。これは、声帯が腫れたり、周囲の筋肉の弾力性が失われたりするためです。
コペンハーゲン大学の研究者らは、マドンナがデビューした1980年代から2021年までの40年間にわたるインタビュー映像や録音を収集し、音響測定機器を用いて声の変化を分析しました。その結果、マドンナは年を経るにつれて声が高くなったり低くなったりしていることが判明したといいます。
研究チームによると、声だけを頼りにマドンナの年齢を推定することは驚くほど困難だったとのこと。実際、マドンナが55歳だった2013年頃には声が低くなり、更年期の時期とおおむね一致していたそうですが、その後数年間でなぜか声が高くなっていったそうです。また、「最も低い値は彼女がまだ若かった1980年代に記録された」ということや、「1990年代後半以降、全体的に徐々に高くなっている」ということも分かりました。
研究者らは、マドンナが若々しい声のイメージを維持するために意識的に声を変えようとしたか、あるいは更年期におけるエストロゲンの減少を補うホルモン療法が影響した可能性があると推測しています。
また、人間は加齢に伴って一部の母音の発音にも影響が出ることがあるそうです。ところが、マドンナの声で母音の変化を調べたところ、逆に「若々しさ」や「魅力」と関連付けられるような母音の発音方法に変化していたとのこと。加えてマドンナの発音は同世代の人々やマドンナが暮らしてきた地域に一般的に見られる発話パターンとは一致しておらず、発音から出身地等を特定するのはほぼ不可能だったといいます。
研究チームは「マドンナは、アルバムのリリースやコンサートツアーのたびに新しい視覚的イメージを打ち出してきましたが、声についても同じように意識的に管理してきた可能性があります。彼女の声は年齢と地理の両面から特定することが困難でしたが、これが彼女の意図的な戦略であり、声によって実年齢に縛られない若々しく魅力的なパフォーマーというイメージを生み出しているのだと考えています」と述べました。
KioskNews shows a cleaned-up reading view extracted from the publisher’s page — the original always lives on their site, not ours.



