フィッシング詐欺ツール販売サイトを停止 米マイクロソフトと共同で―警察庁
警察庁=東京都千代田区
警察庁は14日、企業を装った偽メールでクレジット情報を盗む「フィッシング詐欺」に使うアカウントや偽サイト作成ツールを販売していたサイトのドメインを強制停止したと発表した。米マイクロソフト(MS)などと連携した措置。同庁サイバー特捜部が犯罪インフラの実態を解明した。
停止されたのはフィッシング詐欺に用いるツール「CoGUI(コグイ)」や「IronMan(アイアンマン)」、不正取得したクラウドサービスのアカウントを詐欺実行者に販売していた34のドメイン。日本側の情報を基にMSが米国内で訴訟を提起し、8日に停止が認められた。MSは関連する約2500アカウントも凍結した。
同庁によると、コグイなどを使うと、本物同然の偽サイトを容易に作成できる。詐欺実行者は偽メールで誘導して金融機関のパスワード情報などを打ち込ませていた。
アイアンマンには日本の大手企業や病院などを含む2300社超のサイトのひな型が用意され、サイバー特捜部が2025年に把握した約12万の偽サイトのうち半数が、この二つのツールで作成されたものだったという。
ツール購入者はサイバー攻撃で流出したアドレスなどに偽メールを送付していたとみられ、MSは日本の顧客を対象に今年5月以降1億件以上のメールが送られたと分析した。
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