〈スタートアップの給料のリアル①〉年収相場は上場企業しのぐアップ率、「人材への勝負投資」が急増中 | ビジネス | 東洋経済オンライン

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魅力的な事業やスピード感から、スタートアップの世界で挑戦してみたい――。そんな風に考えるビジネスパーソンは少なくないだろう。
生成AIの登場に加えて、資金調達の難しさ、イグジット環境の変化など……スタートアップをめぐる環境は大きく変化している。『週刊東洋経済』の恒例特集「すごいベンチャー」を連載化。連載の一覧はこちら
ただ同時に「年収など待遇面ではどうなるのか」と不安を覚える人もいるはずだ。スタートアップは、チャレンジすることを優先し、待遇は二の次というイメージも強い。これまでも年間給与は抑えつつ、ストックオプションをはじめとした「成功報酬」で報いるケースがよく見られた。
実態はどうなのか。年収は低く抑えられているのか。今回は、スタートアップのM&A仲介や成長企業向けの人材紹介を展開するフォースタートアップスの協力を得て、人材紹介が成立した際の入社時データを基に「スタートアップの給料のリアル」を浮き彫りにしていきたい。分析対象としたのは、2020年1月〜26年5月末にフォースタートアップスの紹介を通じて入社した経営者や従業員の年収等のデータ約5500件だ。
CxOの平均が1217万円、メンバー・アソシエイトは722万円
職位別は、CxOクラス、マネージャー・リーダークラス、メンバー・アソシエイトクラスに分けて見ていく。CxOクラスは取締役や執行役員などの経営層、CFO(最高財務責任者)、CTO(最高技術責任者)などで、マネージャーは部長・課長クラス。メンバー・アソシエイトクラスは一般社員や主任など実務を担当するメンバーで、若手〜中堅の位置づけとなる。
平均年収は、CxOが1217万円、マネージャー・リーダーが867万円、メンバー・アソシエイトが722万円だった。帝国データバンクによると、2025年度の上場企業約3700社の平均年収は692.6万円。集計の条件が異なり、単純比較できないかもしれないが、いずれの職位でもスタートアップが上場企業を上回っている。
とはいえ、平均だけでは見えない部分もある。よりリアルな実態を見るために、最高値、第1四分位数(年収データを順番に並べたときに上位25%に位置する値)、中央値(年収データを順番に並べたときに真ん中の順位にあたる値)、第3四分位数(年収データを順番に並べたときに上位75%に位置する値)、最低値をまとめた表も作成した。
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うつのみや とおるToru Utsunomiya
東洋経済編集部長兼東洋経済オンライン事業サブプロデューサー。1974年生まれ。1996年専修大学経済学部卒業。『会社四季報未上場版』編集部、決算短信の担当を経て『週刊東洋経済』編集部に。連載の編集担当から大学、マクロ経済、年末年始合併号(大予測号)などの特集を担当。記者としても農薬・肥料、鉄道、工作機械、人材業界などを担当する。会社四季報プロ500副編集長、就職四季報プラスワン編集長、週刊東洋経済副編集長などを経て、2025年7月から現職。
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