[ITmedia PC USER] ストローク2.8mmのタイプ感は? 「Razer Huntsman V3 Pro」のロープロファイルモデルを試す
Razerのゲーミングキーボード「Huntsman」シリーズは、独自の光学式アナログキースイッチを採用することで、キーの“応答速度”を重視しているのが特徴だ。このスイッチを活用して、「アクチュエーションポイント(キーの押し込みに反応する深さ)」を変えたり、キーにかける指の力を抜くと即座に入力をオフにする「ラピッドトリガー」に対応したりと、競技ゲーミング向けの調整に早くから取り組んできた。
このシリーズに9月11日、薄型キーを採用した「Razer Huntsman V3 Pro Low-profile Tenkeyless 8KHz」が加わった。Razerが「世界初のロープロファイル アナログオプティカルeスポーツキーボード」とうたう本モデルは、直販価格が3万7980円となる。
気になるのは、通常キーモデル「Razer Huntsman V3 Pro Tenkeyless 8KHz」との“住み分け”だ。直販価格で比較すると、こちらは3万6980円とわずか1000円差である。
スイッチの世代や「最大8000Hzポーリング」といった性能面を据え置いたまま、キーストロークを約4.0mmから約2.8mmに詰めるとどうなるのか――実機で試してみよう。
Razer Huntsman V3 Pro Low-profile Tenkeyless 8KHzは、記事掲載時点において米国英語(US)配列のみ用意されている
「薄くて軽い」競技向けキーボード
Razer Huntsman V3 Pro Low-profile Tenkeyless 8KHzの主なスペックは以下の通りだ。
- スイッチ:Razer ロープロファイル アナログオプティカルスイッチ
- キー感触:リニア
- 押下圧:40g
- キーストローク:約2.8mm
- アクチュエーションポイント:0.1~2.8mm(キー単位で調整可)
- キーストローク寿命:1億回
- 前面の高さ:19.5mm
- 接続:有線(着脱式USB Type-C)
- ポーリングレート:最大8000Hz
- キーキャップ:ダブルショットPBT(ポリブチレンテレフタレート)
- トップケース:5052アルミニウム合金
- オンボードメモリ:最大6プロファイルを保存可能
- ライティング:Razer Chroma RGB対応
- キー配列:米国英語(US)配列
付属品は着脱式のUSBケーブルと説明書類のみと、構成はシンプルだ。
Razer Huntsman V3 Pro Low-profile Tenkeyless 8KHzの本体と、付属の着脱式USBケーブル
トップケースには5052アルミニウム合金が使われており、ブラックの表面には細かい筋目が入っている。モデル名にもある通り、本製品はテンキーレス仕様で、記事掲載時点では米国英語(US)配列のみを販売している。
トップケースを上から見たところ。記事掲載時点ではUS配列のみ販売されている
本製品を特徴付けている本体の薄さだが、手前面で実測19.5mmだ。真横から見るとボディーは板のように薄く、そこにキーキャップが直接生えているような印象を受ける。
本体が薄い分だけ手首の角度が寝るので、リストレストを用意しなくても手首はつらくない。テンキーレスであることは、ゲームだけでなく文章を書くような普段使いでも扱いやすい。
「19.5mm」という数字はイメージしにくいが、1円硬貨の直径が約20mmなので、「1円硬貨とほぼ同じ高さ」だと考えればいい。
本体を真横から見たところ。ボディーは板状に薄い。右端に見えるのがマルチファンクションデジタルダイヤルだ
前面の高さを1円硬貨と比べたところ。1円硬貨の直径は約20mmで、手前面の約19.5mmとほぼ同じ高さとなる
重量は実測で610.5gだった。Razer Huntsman V3 Pro Tenkeyless 8KHzが実測で738gだったので、100g以上軽くなった計算となる。
持ち上げたときの印象はずいぶん変わるものの、軽すぎてゲーム中に本体がずれるようなことはない。
本体の実測重量は610.5gだった。通常モデルより100g以上軽くなっている
本体を裏返すと、ゴム足とキックスタンドが目に入る。ゴム足は奥側に2カ所、手前側に3カ所の計5カ所に配置されている。キックスタンドは折り畳んだ状態に加えて「6度」と「9度」の2段階を用意しており、合計3通りの角度で使える。
本体の底面には製品ラベルと2基のキックスタンド、奥側2カ所と手前側3カ所に配されたゴム足が見える
キックスタンドは収納した状態と6度、9度の3通りで使える。脚には角度の刻印が入る
本体の右上には、「マルチファンクションデジタルダイヤル」と2つの専用コントロールボタン、動作状態を示すインジケーターが並ぶ。ダイヤルでは音量やアナログスイッチの設定を行えるようになっており、ボタンにはメディアコントロールやマクロを割り当てられる。
本体の右上にはマルチファンクションデジタルダイヤルと2つの専用コントロールボタン。右下には動作状態を示すインジケーターが並ぶ
キーキャップの素材はダブルショットPBTで、表面にはテクスチャー加工が施されている。
ダブルショットPBTのキーキャップ。表面はテクスチャー加工が施されている
本製品はケーブル着脱式だが、モデル名に「Wireless」がないことからも分かる通り有線接続専用となる。ケーブルは本体奥にあるUSB Type-Cポートに接続する。
本体を背面から見たところ。もっとも厚みのある奥側でもこの薄さに収まる
本製品は有線接続専用だが、ケーブルを着脱できるようになっている。ケーブルは本体奥のUSB Type-Cポートに接続する構造だ
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