ポルトガル航空株、独ルフトハンザに売却決定 28年の完全民営化目指す
【パリ時事】ポルトガル政府は14日、国営TAPポルトガル航空の民営化に向け、株式最大49.9%をドイツ大手ルフトハンザ航空に売却すると発表した。売却額は最大12億0100万ユーロ(約2120億円)。入札で同社とエールフランスKLMの一騎打ちとなったが、ルフトハンザの提示額が16%上回った上、提案内容に「ポルトガルへの新規投資の可能性が盛り込まれている」(政府)と評価された。
ルフトハンザは残り50.1%のTAP株についても、2028年7月までにポルトガル政府から現金と株式交換で取得する方針で、実現すればTAPは完全民営化される。売却額は総額で最大25億5200万ユーロ(約4500億円)に達する見込みだ。
TAPは南米路線やアフリカ路線が強み。ポルトガル政府は声明で、売却が「国家の戦略的利益を保護するものになると判断した」と説明し、ルフトハンザには「TAPの持続可能な成長に不可欠な(事業)規模と資源、意欲がある」と強調した。
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