[ITmedia News] 著名ITサービス相次いで緊急メンテへ コドモン、シャドバ、BASE、さくらのレンタルサーバなど 「PHP」脆弱性に起因か
保育園向けSaaS「コドモン」、ゲーム「Shadowverse: Worlds Beyond」「さくらのレンタルサーバ」といった著名サービスが相次いで緊急メンテナンスに入ったり、同日午後11時ごろからのメンテナンスを予告したりしている。Web開発で広く使われるプログラミング言語「PHP」で緊急性の高い脆弱性が見つかった影響とみられる。
他にもネットショップ作成サービス「BASE」やレンタルサーバ「X Server」、オンライン即売会サービス「pictSQUARE」、リサイクルショップ「キンブル」公式サイト、クラウドソーシングサイト「つなぐ」などが同様の対応を取る見込み。このうちShadowverse: Worlds Beyondやキンブル、pictSQUARE、BASEはPHPの影響であることが、各社の発表やITmedia NEWSの取材で分かっている。
PHPは、Webサイトの裏側で動くプログラムを書くためのプログラミング言語。ブログや企業サイトの構築に広く使われているCMS「WordPress」もPHPで書かれている。Web技術の利用状況を調査する米W3Techsによると、サーバ側の言語が判明しているWebサイトのうち約7割がPHPを使っている。一般のユーザーがPHPに直接触れることはほとんどないが、PHPに脆弱性があると、PHPで動いている多数のWebサイトやサービスが影響を受ける可能性がある。
今回の脆弱性は2件あり、いずれもCVSS(バージョン4.0)で9.2と評価されている。CVSSは脆弱性の深刻度を0~10の数値で示す共通の指標で、9.0以上は最も深刻な「Critical」(緊急)に分類される。
PHPの開発プロジェクトは、脆弱性の詳細や影響を受けるバージョン、修正版のバージョンを21日午後11時のセキュリティアップデート公開と同時に明らかにする予定。全てのPHPユーザーに対し、修正版が出たらすぐに適用できるよう事前準備を呼び掛けている。日本でも、国家サイバー統括室が可及的速やかな対応を求めている。
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