〈薄氷のAI相場〉1点集中するレバレッジが一気に巻き戻すとき、ショックは日本を直撃する…ドル円を見舞う"想定外"も | 政治・経済・投資 | 東洋経済オンライン

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唐鎌 大輔 みずほ銀行 チーフマーケット・エコノミスト
本記事は2026年10月24日6:00まで無料で全文をご覧いただけます。それ以降は有料会員限定となります。
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10月中旬、IMFから恒例の「世界経済見通し(WEO)」および「国際金融安定性報告書(GFSR)」が相次いで公表されている。いつも通り、興味深い論点が多く収録されているが、まずは「Resilience, Risk, and Transformation(強靭性とリスク、そして変革)」とのサブタイトルで議論されている国際金融安定性報告に着目したい。
とりわけ第1章では「回復力の裏側:高まるリスク、未解決の脆弱性」と題し、当面の金融市場の死角(リスク)となりそうな論点が網羅的に整理されているので一読推奨したい。
同章の冒頭分析では「金融市場に対する3つの静かなるリスク」と銘打たれ、①AI主導の調整、②国債利回りの急騰、③サイバー攻撃による脅威の3点が挙げられている。いずれも看過できない論点だが、近年にわたって大きな関心を集め続けているのが①AI主導の調整だろう。
最終的には日本を含むアジアの先進国に対し、大きな含意を持つ論点でもあるため、改めて掘り下げておきたい。
データセンター投資が民間住宅投資を初めて超えた…
確認するまでもなく、AIをテーマとした関連投資は近年の世界経済および金融市場を支える重要な原動力となってきた。データセンター、半導体、関連インフラへの支出は、実体経済の好不調を左右する存在に至っており、アメリカの4~6月期GDPでは、アメリカ国内におけるデータセンター投資が民間住宅投資を史上初めて上回るという動きが大きく取り沙汰されたばかりである。
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唐鎌 大輔 みずほ銀行 チーフマーケット・エコノミスト
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からかま・だいすけDaisuke Karakama
2004年慶応義塾大学経済学部卒。JETRO、日本経済研究センター、欧州委員会経済金融総局(ベルギー)を経て2008年よりみずほコーポレート銀行(現みずほ銀行)。著書に『弱い円の正体 仮面の黒字国・日本』(日経BP社、24年7月)、『「強い円」はどこへ行ったのか』(日経BP社、22年9月)、『アフター・メルケル 「最強」の次にあるもの』(日経BP社、21年12月)、『ECB 欧州中央銀行: 組織、戦略から銀行監督まで』(東洋経済新報社、2017年11月)、『欧州リスク: 日本化・円化・日銀化』(東洋経済新報社、14年7月)。河野龍太郎氏との共著に『世界経済の死角』(幻冬舎新書、2025年7月)。TV出演:テレビ東京『モーニングサテライト』など。note「唐鎌Labo」にて今、最も重要と考えるテーマを情報発信中。
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