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Friday, November 6, 2026

〈本当に強い大学ランキング〉26年版 中部地方編、対象97校のトップは名古屋大、2位豊田工業大、6位に名古屋外国語大 | キャリア・教育 | 東洋経済オンライン

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1位は26年11月に研究施設「LYKEION(リュケイオン)研究棟」が竣工した名古屋大学(写真:PIXSTAR/PIXTA)

18歳人口が急減する日本。オンラインなど多様な学びが広がる中、日本の大学は今後どう変わっていくのか? そして、そんな中で勝ち組となる「本当に強い大学」はどこか?

『週刊東洋経済』では毎年、臨時増刊『本当に強い大学』を刊行し、最新の大学の現状や課題をまとめている。ここでは、その誌面で作成・利用するデータ等を活用し、各種ランキングを作成している。今回は、「本当に強い大学ランキング」2026年版の地域別版(中部地方)だ。

「本当に強い大学ランキング」は、比較可能な定量データを用いて、受験偏差値では測れない大学の実力を算出するランキングだ(全国のトップ300大学のランキングはこちら)。

『大学特集 本当に強い大学2026 (週刊東洋経済臨時増刊)』(東洋経済新報社)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

2006年から、指標や対象大学数に若干の変更はあるものの、ほぼ同じ方式で毎年ランキングを発表している。

対象は、800以上にのぼる日本の大学のうち、本誌が今年3月に実施したアンケートに回答し、かつ24年度の財務諸表が入手できた大学。また今回から『本当に強い大学』の「大学四季報」に有力大学として掲載している総合大学などは回答の有無にかかわらず対象としている。

比較が難しい株式会社立大学や文部科学省管轄外法人、大学院大学、専門職大学などは対象外としている。結果、国公私立合わせて544大学がランキングの対象になっている。

ランキングで重視しているのは大学の4つの力。1つ目は学生に付加価値を与える「教育・研究力」、2つ目は教育力のわかりやすい成果である「就職力」、3つ目はそうしたアウトプットの基盤となる「財務力」で、4つ目はグローバル時代への対応力を見る「国際力」である。

1位名古屋大学は”知の梁山泊”を目指す

今回は、中部地方にメインキャンパスを置く97大学を対象とし、60位までを紹介する。ランキングでは、総合ポイントのほか、全国での総合順位も記載している。

1位は名古屋大学だ。中部地方を代表する国立大で、総合順位でも7位に入る。海外留学協定校数は東北大学、早稲田大学に次ぐ全国3位。科学研究費補助金(科研費)や、卒業生の上場企業役員数などが高水準だった。26年11月に世界のトップ研究者が集う”知の梁山泊”として研究施設「LYKEION(リュケイオン)研究棟」が竣工するなど、創造的な研究開発環境の整備が進む。ファンドレイジングによる寄付金増や産学連携の推進で財源を確保し、積極的な資産運用も行っている。

2位は豊田工業大学。総合8位で、私立では早慶に次ぐ3位。トヨタ自動車が創設し、財政を支援する。学生数500人程度の小規模校だが、有名企業400社への就職率(400社就職率)は全国1位。実践的な開発型の技術者・研究者を育成している。潤沢なトヨタの支援により、学費は国立大学並みの低さを実現。自己努力収入比率も高水準だ。学生は入学当初は専門分野を定めず、2年次後半から主専攻を決定する実習・実験重視の工学教育を行っている。

3位は長岡造形大学。1994年に公設民営方式で新潟県に設立し、2014年に公立大学法人に移行した。造形学部の1学部にデザイン、美術・工芸、建築・環境デザインの3学科で構成。公立化時に承継した資金(承継資金財源)を取り崩し、24年9月に第4アトリエ棟が完成した。この取り崩し分が寄付金収益として計上され、24年度の経常利益が急増した。特色ある優良大学だが、今回の高順位はこの寄付金収益という特殊要因の影響が大きそうだ。

4位は金沢大学。科研費や海外留学協定校数が多く、自己努力収入比率も高い。28年4月には人間社会学域で、国際学を統合した新しい人文学類設置などを構想する。金沢大100%出資のベンチャーキャピタル「株式会社ビジョンインキュベイト」を設立するなどスタートアップ支援にも積極的だ。

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本当に強い大学2026

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きしもと よしひろYoshihiro Kishimoto

1996年東洋経済新報社入社。以来各種企業調査にかかわる。『CSR企業総覧』編集長として、CSR調査、各種企業評価を長年担当。著書に『指標とランキングでわかる! 本当のホワイト企業の見つけ方』など。2023年4月から編集局記者、編集委員、2023年版から『本当に強い大学』編集長。

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