[ITmedia ビジネスオンライン] 物価高で消費者の「買い方」はどう変わった? カギは“お得さ”とAIか
物価高が続く中、消費者の「買い方」に変化が起きている。クーポンやポイントを利用して支出を抑える一方、AIを活用する動きも広がっている。現在の消費者は、どのような購買行動を取っているのか。デジタルマーケティングなどを手掛ける電通デジタル(東京都港区)が調査した。
電通デジタルは「EC・店頭をまたぐ購買行動実態調査2026」を実施した(画像提供:写真AC)
節約と利便性を両立 「比較検討」のオンライン化は55.6%に
増加傾向にある購買行動は「クーポンやポイントなど『お得さ』を重視する」(31.4%)、「家計の支出を意識して抑える」(25.6%)だった。また「生成AIツールを使う」(12.2%)、「ECサイトで購入時に受け取り日時を指定する」(11.9%)、「商品自体の安全性を確かめる」(11.5%)、「フリマアプリ・中古市場を利用する」(9.9%)といった行動も上位に並んだ。
支出を抑えながら買い物を工夫する動きがみられる一方で、価格面だけでなく、利便性や情報の活用、購入手段の工夫まで含めて、自身に適した行動を選んでいる様子が明らかになった。
購買に関する生活者の意識(出所:電通デジタルのプレスリリース、以下同)
購買行動における「認知」「比較検討」「購入」の各フェーズでオンラインでの接点が占める割合は、2022年比で全て上昇したものの、前年比ではほぼ横ばいとなった。
「比較検討」はオンラインの比率が55.6%に達し、2022年比5.6ポイント増と全フェーズで最も大きく伸びた。
購入先企業からのサポートに対する生活者の期待と、実際の対応との「ギャップ」については、全体的に縮小傾向にある。特に「問い合わせ窓口の対応」は2023年比3.5ポイント減、「24時間サポート」は3.1ポイント減となり、期待と実態の差が縮まっている様子がみられた。一方で、返品や交換などトラブル対応への課題は依然として残る。
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