リストラします。会社のMacBookは引き続き使えます
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デザインツールのCanvaが4日、リストラを発表しました。従業員の22%にあたる1,271名を削減するという大規模なものですが、最近の製品リリースも多く、勢いを感じていただけに驚きました。
リストラの理由について具体的には語られておらず、AIにも直接的には言及していません。しかし、プロダクト、グロース、プラットフォームを1つの「プロダクト組織」としてシンプルな構図にする、専門分化された組織を改め、階層を統合して責任範囲を広げる、といった言及から、AIによるプロダクト開発を前提とした組織へ刷新することが見て取れます。
あわせて、拠点統合や週2~3のオフィス勤務など対面でのコミュニケーションや出社回帰も含まれている点も今日的と感じました。
その中でも目をひいたのは、CEOメッセージの一文「 退社する全員は、CanvaのMacBookを引き続き使用できる (Everyone leaving will be able to keep their Canva MacBook)」というものでした。
つまり、退職しても会社支給のMacBookを自分のものとして引き続き利用できるということです。その理由として、「個人用のノートパソコンを持っていない人もいることを考慮した措置」としていますが、リストラ時にこうした条件が入っているのを初めて見たので驚きました。
MacBook Pro PROLED XDRディスプレイ(イメージ)
海外企業におけるリストラについては、別室に呼ばれてそのまま席に戻れずに退社、あるいは部門ごと消滅など、どこかしら冷たいイメージを持っていました。今回のように、会社の資産を個人が引き続き使えるようにするというのは、助かるという人も多そうです。
もちろん、退職者がデータ等にアクセスできないよう、情報セキュリティ的な対策もなされているとは思いますが、退職者のサポートとしては新たな形と感じます。そのほか、6カ月分の給与支給や、12カ月の医療保険継続、コーチングや1年間のLinkedIn Premium利用権といった支援もなされるようです。
この2週間でもMicrosoftやDropboxなど多くのテック企業でリストラや希望退職プログラムが発表しました、そうしたなかでも、退職者のMacBook継続利用を認めたCanvaの対応は、ひときわ目を引きます。
もちろん、退職者にとってこうしたリストラは非常に厳しいものなのは間違いありません。しかし、難しい判断の際にも、企業の文化を反映することはできると感じた出来事でした。
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