東海汽船に初の使用停止命令へ 酒気帯び勤務など―国交省
国土交通省=東京都千代田区
伊豆諸島への旅客船を運航する「東海汽船」(東京都港区)で、酒気帯び状態での勤務など複数の法令違反があったとして、国土交通省が近く海上運送法に基づき、一部の船舶の使用停止命令を出す方針を固めたことが2日、関係者への取材で分かった。同命令が適用されるのは初めて。
関係者によると、命令が出されるのは大型客船1隻とジェット船2隻で、期間は9日から20日間の予定。
国交省は今年1~6月ごろ臨時監査に入り、海上運送法に違反する事例が13項目あったと認定。8月、安全統括管理者と運航管理者の解任を命じるなどの行政処分を出していた。
国交省によると、今年元日、大型客船2隻で船長を含む乗組員が船内で飲酒をし、アルコール検査をしないまま当直勤務に就いていた。元日の飲酒は慣習化しており、少なくとも30年以上前から始まっていたとみられる。また、今年4月にはジェット船の乗組員がアルコール検査の替え玉受検や記録への虚偽記載をするなど、検査体制が形骸化していた。
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