<鴻海幹部もびっくり>"のんびり三菱電機"を変えた漆間社長の「爆速経営」、自動車機器事業の株譲渡を半年で実行 | ビジネス | 東洋経済オンライン

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「われわれ(鴻海精密工業)の劉揚偉会長は日本の経営者は遅いと平気で言うが、漆間さんは早い。わずか5カ月で売り上げ約9000億円の会社が動いた」
10月19日、三菱電機との共同会見に臨んだ鴻海の関潤・最高戦略責任者(CSO)は、三菱電機の漆間啓社長についてこう評した。鴻海とは昨年11月にデータセンター領域で覚書(MOU)を締結した後、今年4月には自動車機器事業の共同運営に向けた検討を開始。そこから半年足らずで提携合意に至った。
今回、三菱電機は、2024年4月に設立した三菱電機モビリティの株式50%を鴻海に1150億円で譲渡。27年10月をメドに株式譲渡を完了させ、新体制に移行する。インバーターやADAS(先進運転支援システム)、車載ソフトウェアなどの技術に強みを持つ三菱電機モビリティと、鴻海の開発・生産能力を組み合わせ、電機自動車(EV)市場でシェアを拡大させ、30年度には1兆円の売り上げを目指すとしている。
スピード感は漆間社長がもっとも意識していることの1つと言えるだろう。
「爆速燈(あかり)社とのんびり三菱をかけあわせることで、われわれも爆速に近づきたい」。東京大学・松尾研究室発の建設業向けAIスタートアップの燈と戦略的事業提携(50億円出資)を実施した後、今年3月に開かれた記者会見で、漆間社長はこう語っていた。
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くらさわ みさMisa Kurasawa
米ニューヨーク大学ジャーナリズム学部/経済学部卒。東洋経済新報社ニューヨーク支局を経て、日本経済新聞社米州総局(ニューヨーク)の記者としてハイテク企業を中心に取材。帰国後、2006年に東洋経済新報社入社。メディア、食品、電力企業などを担当後、週刊東洋経済編集部→東洋経済オンライン編集部で副編集長、編集委員。25年4月から報道部で電機やAI業界を担当。夢は古着屋。気がつくと食事のことを考えている。
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