[ITmedia ビジネスオンライン] イオン中間決算、過去最高の売上高5.9兆円 熊本地震の特損41億円計上も純利益3.3倍
イオンは10月13日、2026年8月中間連結決算で、7月28日に起きた熊本地震などで発生した41億9800万円の特別損失を計上したと発表した。通期業績への影響は今後、精査する。
熊本地震で爆発事故を起こしたイオンモール熊本=7月29日午後、熊本県嘉島町(渡辺大樹撮影)
中間期として6年連続で過去最高売上高 スーパー事業は営業赤字
熊本地震では、イオンモール熊本(熊本県嘉島町)が大規模爆発を起こすなど多数の被害が出た。損失の内容は固定資産の減損や商品損害だが、最終的な損失額は未確定だとしている。
吉田昭夫社長は会見の冒頭「事故により亡くなった方々に哀悼の意を表し、遺族、負傷した方々らに深くおわび申し上げる」と陳謝した。
決算では、ヘルス&ウエルネス事業や国内外のデベロッパー事業が好調に推移し、売上高に当たる営業収益は前年同期比13.8%増の5兆9041億円で、中間期としては6年連続で過去最高を更新した。純利益は同3.3倍の133億円。スーパー事業は営業赤字だった。通期業績予想は据え置いた。
イオンモール熊本では、退避後に再入館した従業員らが爆発に巻き込まれるなどして7人が死亡。イオンは事故調査委員会を設置し原因を究明している。(柳原一哉)
中間決算について説明するイオンの吉田昭夫社長=10月13日午後、東京・大手町(柳原一哉撮影)
関連記事
デジタルアレルギー社員が、Excel集計「40分→2分」に イオン流「現場DX」の極意
自らを「デジタルアレルギーだった」と明かす、イオングループのバックオフィス担当者。40分を要していたExcelの集計作業が、わずか2分に短縮した。イオンはいかにして、IT未経験者を「AIを使いこなす側」へと変貌させたのか。巨大組織における「生成AI実装」の正解を探る。
生成AI「利用率95%」への壁をどう突破した? ZOZOが全社で挑んだ“野球リーグ式”の超・活用推進策
生成AIの全社導入において、多くの企業が直面するのが「初期の熱狂後の停滞」だ。ZOZOは徹底したゲーミフィケーションの結果、利用率は短期間で95%にまで到達した。単なる「ツール配布」に終わらせず、いかにして社員を「本気」にさせたのか。キーマンに聞いた。
「KPIは睡眠時間」──オードリー・タンに聞く、日本企業の生産性が上がらない根本原因
生産性の低さが指摘されている日本。人口減少が追い打ちをかける中で、現状を打開するためには、どうしたらいいのか。企業はAIをどのように使いこなしていくべきなのか。オードリー・タンさんに聞いた。
「日本なくしてNVIDIAはなかった」 フアンCEOが語った真意は?
NVIDIAのジェンスン・フアンCEOは都内で主催した自社イベントで「日本はこれまでテクノロジーの分野で遅れていたが、AIを活用すればリセットできる」と話した。「日本なくしてNVIDIAはなかった」と語る真意は?
NVIDIAフアンCEOが「1on1」をしない理由 “階層なき”組織運営は機能する?
半導体大手の米NVIDIAのジェンスン・フアンCEOは、上司と部下が1対1でミーティングをする「1on1」をしないことで知られている。世界で3万人超の従業員を率いているにもかかわらず、直属の部下であるリーダーシップ・チーム(日本で言う経営会議)は60人。その他には階層がないという。特異な組織運営をする狙いを、フアン氏が語った。
関連リンク
KioskNews shows a cleaned-up reading view extracted from the publisher’s page — the original always lives on their site, not ours.