「LINEカレンダー」アプリ登場 当面広告なし、機能強化でAI活用も
LINEヤフーは15日、予定管理サービス「LINEカレンダー」のスマートフォン向けアプリを提供開始した。従来の「Yahoo!カレンダー」アプリをアップデートする形で提供し、LINEのトークで作成した予定と個人の予定をまとめて管理できる。今後はAIを活用した予定登録機能などを追加する。iOSとAndroidでダウンロード可能で、利用は無料。
「LINEカレンダー」は、3月からコミュニケーションアプリ「LINE」内で提供されているカレンダー機能。トークから予定の作成・共有・管理までを一貫して行なえることが特徴で、LINE内のカレンダー機能はグローバルで約4,900万MAU(月間アクティブユーザー数)を記録している。
LINEヤフーの山本佐恵氏によると、利用者からはウィジェットへの対応や、ホーム画面から直接アクセスできる独立アプリを求める声が多く寄せられていたという。
LINEヤフー コンテンツ&メンバーシップドメイン ID会員サービスSBU 山本佐恵氏
今回の独立アプリでは、LINEで共有した複数のグループの予定に加え、個人の予定もまとめて確認できる。LINE内のカレンダー機能と同じ予定データを参照しており、どちらで予定を作成しても双方に反映される。
ただし、両者の機能や画面が完全に一致するわけではない。例えば、独立アプリでは予定にスタンプを付けられるが、LINE内のカレンダーでは現時点で対応していない。また、独立アプリの主な機能として、予定の検索やホーム画面のウィジェット、ドラッグ&ドロップによる予定の移動・コピーなどを用意する。
Yahoo!カレンダーで利用されていたアイコン
カレンダーと当日の予定リストを同時に表示でき、日付を選択すると、その日の予定を一覧で確認できる。予定のカラー設定や、週の開始日、休日の曜日などの表示カスタマイズにも対応する。
複数のカレンダーを1画面に表示できる
リマインダーでは、1つの予定に複数の通知時間を設定できるほか、LINEのメッセージに加えて独立アプリのプッシュ通知でも予定を知らせる。
iOSやAndroidの端末カレンダーを読み込む機能も備える。iOSの端末カレンダーに他のカレンダーを連携している場合は、それらの予定も反映される。
山本氏は独立アプリの強みについて、従来のカレンダーアプリでは予定の調整と登録が分散していたと指摘。LINEでの会話から日程調整、予定の登録・管理までを一貫して行なえる点を特徴として挙げた。
開発にあたって重視したのが、予定の誤共有を防ぐための設計だという。LINE内ではトークから予定を作成するのに対し、独立アプリでは共有先のグループを選択して予定を登録するため、意図しないグループに予定を共有しないよう、操作方法や画面の改善を進めた。
Yahoo!カレンダーはアップデートで置き換え 旧予定は閲覧のみ
今回のLINEカレンダーアプリは、既存のYahoo!カレンダーアプリをアップデートする形で提供する。自動アップデートを有効にしているユーザーは、アプリの更新によってLINEカレンダーに切り替わる。
従来のYahoo!カレンダーに登録した予定については、LINEアカウントとYahoo! JAPAN IDを連携することで、LINEカレンダーアプリ上から確認できる。ただし、現時点では閲覧のみで、LINEアプリ内カレンダーおよび、LINEカレンダーアプリからの編集や削除には対応していない。
既存の予定を編集・削除する場合は、Yahoo! JAPANアプリやYahoo!メールを経由する必要がある。Yahoo!カレンダーからLINEカレンダーへの予定のコピー機能については、今後提供する予定。
12月にはAIが画像から予定を検出 週表示なども追加予定
また、今後の機能追加についてもロードマップを示した。11月には予定スタンプの検索機能と履歴機能を追加する。過去に利用したスタンプを探しやすくすることで、予定の登録を効率化する。
12月には、LINEでつながっていない相手にもQRコードなどを使って予定を共有できる「予定の転送機能」を提供予定。同月には、LINEのAIエージェント「Agent i」を活用した予定登録支援機能も追加する。
AI活用では、スマートフォン内に保存された、日程が記載されたポスターや予定画面のスクリーンショットなどをAIが解析。画像内の情報から未登録の予定を検出し、カレンダーへの登録を提案する。これにより、画像に記載された日時などを手入力する手間を減らせるという。
LINEアプリ内のカレンダーでは、10月からAIによる「日程調整エージェント」を提供している。日程調整の際に候補日を提案するほか、参加者の回答や個別調整などを支援する機能で、今後はLINEカレンダーアプリとの連携も強化する。
27年1月~2月には、カレンダーの表示切り替え機能を拡充し、日表示、週表示、リスト表示などに対応する予定。地図や場所との連携機能も提供する計画としている。
従来のYahoo!カレンダーアプリには広告が掲載されていたが、新しいLINEカレンダーアプリには現時点で広告が表示されていない。
山本氏は、「まずは成長フェーズとして利用拡大に注力していく」と語り、収益化手段については今後検討するものの、現時点では広告を掲載せずに提供する方針を示した。
KioskNews shows a cleaned-up reading view extracted from the publisher’s page — the original always lives on their site, not ours.













