自宅出発後、女性スマホから送信 逮捕の男、偽装工作か―女性遺体遺棄事件・警視庁
警視庁本部=東京都千代田区
宮城県栗原市内の山中に、同居する交際女性の遺体を遺棄したとして逮捕された自営業三浦拓也容疑者(36)が、東京都内の自宅から同県へ向かう道中、女性のスマートフォンを使って、自分宛てにメッセージを送信した疑いがあることが6日、捜査関係者の取材で分かった。
三浦容疑者は逮捕時、女性のスマホを所持していたという。司法解剖の結果、女性の死因は頸部(けいぶ)圧迫による窒息の疑いと判明。警視庁捜査1課は死亡の経緯についても詳しく調べる。
三浦容疑者は9月28日、同居していたアルバイト室賀真歩さん(25)の遺体を同市内の山中に運び、遺棄したとして逮捕された。「記憶にありません」と容疑を否認している。
捜査関係者によると、三浦容疑者は同日早朝、自宅から駐車場まで原付きバイクで行き、車で自宅に戻った際に遺体を車に乗せたとみられ、午前7時ごろに宮城県へ出発した。
同容疑者のスマホを解析したところ、午前6時台に、室賀さんから「実家帰る」とメッセージが届き、「なんで」と返信。自宅を出発した同7時以降にも、室賀さんから「ブロックする」と届き、「やだよ」と返答するやりとりが残されていたことが判明したという。
三浦容疑者は、逮捕前の任意聴取で、帰宅した午前6時ごろには室賀さんは不在で、宮城県には「一人で酒の買い付けや、温泉に入りに行った」などと説明していた。
遺棄現場周辺には同日夕方ごろに2回訪れており、周囲が暗くなってから遺体を遺棄したとみられる。その後、栗原市内の温泉に10分ほど滞在。翌日午前3時ごろに帰宅していた。
2人が住むアパートの住民らは、言い争う女性の声をたびたび聞いていた。110番したこともあるという住民は「約1週間前の早朝にも叫び声が聞こえた」と振り返り、同容疑者が経営するバーの常連客は「本当に信じられない」と驚いた様子で語った。
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