もがき続けた「超人」 大谷翔平、苦闘も糧に MLB
ナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦、ブルワーズ戦の1回、三振に倒れたドジャースの大谷(中央)=15日、ロサンゼルス
レギュラーシーズンで30本塁打を放ち、投手として8勝を挙げても、どこか物足りなさが残る。それだけドジャースの大谷が積み上げてきたものは大きい。ポストシーズンも苦しみ、ようやく一発が出たものの、ワールドシリーズに進めず敗退。移籍3年目は二刀流を続ける難しさとも向き合った一年だった。
3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に照準を合わせたため、例年より始動が早かった。加えて、夏ごろから左膝や右腕の故障に悩まされ、シーズンが「すごく長く感じる」と漏らしたことも。7月3日を最後に登板できなくなり、打撃不振にも陥った。「あまり良くない年」になってしまった。
二刀流での復帰を目指す調整過程で体の状態は一進一退。「解決策というか、良くなる一つの答えみたいなものを早く見つけたかった」。試行錯誤する中で「はまるものもあれば、はまらないものもあった」と振り返る。
32歳になった体にかかる負荷と折り合いをつけながら、投打を高い水準で保つという課題が改めて浮き彫りになった。「われわれが思っているほど、超人的な存在ではないと認識することも大切」とロバーツ監督。今季の苦闘ぶりを物語る言葉だ。
本人はもちろん、チームとしても二刀流への挑戦をやめる考えはない。けが対策に関しては「来季に向け、オフシーズンに整理できれば」。これまでも前人未到の道を切り開いてきた。不完全燃焼だった今季の経験をいかに糧にするか。(ロサンゼルス時事)
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